story

#4 / 2018.01.31

西海(川瀬陽太)にニセ札を掴ませ、亜乃音(田中裕子)の一千万円を持ち逃げしたるい子(小林聡美)は自宅アパートへと戻る。
そこでるい子は謎の女子高生と生活していて…。



一方、西海のニセ札を偶然手に入れた理市(瑛太)は再び林田印刷所を訪ね、最近印刷機を使った形跡があることを密かに確かめる。妻子と質素な暮らしを送る理市には何かを企んでいるようなのだが…。



そして事件以来、亜乃音の元に身を寄せるハリカ(広瀬すず)は、亜乃音に大金を失わせてしまったことを申し訳なく思いつつ、先進医療を受けるお金の無い彦星(清水尋也)の体調も心配していた。
カレーショップ跡でハリカに遭遇し、るい子がお金を奪ったことを知った舵(阿部サダヲ)は、るい子の息子の電話番号を頼りにハリカと共にるい子の家へ。



しかし、たどり着いたタワーマンションでるい子の姑・百合恵(高林由紀子)から、るい子は「おかしなこと」を言うようになり半年前に出て行ったと知らされる。
さらに二人は、るい子の息子・樹(武藤潤)と百合恵の歪な依存関係を目にするのだが…。るい子の過去に秘められた理不尽で悲しい現実が明らかになろうとしていた。
そしてその頃、娘の玲(江口のりこ)に再会した亜乃音は夜時間が無いかと聞かれて…。


西海(川瀬陽太)にニセ札の身代金を掴ませ、亜乃音(田中裕子)に引き出させた現金一千万円を持ち逃げしたるい子(小林聡美)は、自分のアパートへと戻る。部屋には謎の女子高生・アオバ(蒔田彩珠)がいて…。実は「アオバ」は、高校時代に予期せぬ妊娠で死産を経験したるい子が、生まれてくるはずだった娘につけた名前。るい子はその時から自分の中で実体化してしまったアオバの幻影と親子のように、時には友人のように過ごしてきたのだった。結婚し息子が生まれたるい子の前から姿を消していたアオバが再び現れ、現在のるい子が一人暮らしをしているのには深い訳があるのだが…。



一方、西海の持っていたニセ札を偶然手に入れた理市(瑛太)は、再び林田印刷所を訪ね、印刷機が最近使われた形跡があることを密かに確かめていた。妻と幼い娘と暮らす理市は何かを企んでいる様子で…。



誘拐事件以来、亜乃音の元に身を寄せるハリカ(広瀬すず)は、自分のせいで失った大金をまるで気にしない亜乃音に感謝しつつも、高額な先進医療を受けるしか治療方法の無い彦星(清水尋也)の体調を心配していた。カレーショップ跡で舵(阿部サダヲ)を見つけたハリカは、るい子がお金を持ち逃げしたと知り、るい子を見つけ出しお金を取り返そうと舵と決意。



その頃、仕事の合間にふと娘・玲(江口のりこ)の仕事先を覗いた亜乃音は、下校中の玲の息子・陽人(守永伊吹)を見かけ束の間の交流をする。送り届けた亜乃音に鉢合わせた玲は「夜時間が無いか」と聞き… 。



るい子の息子の電話番号を頼りにハリカと舵がたどり着いたのは高級タワーマンション。しかし、同居していた姑・百合恵(高林由紀子)からるい子がある時から「おかしなこと」を言い出し半年前に出て行ったと知らされる。その帰り、二人はマンションを訪ねようとしていたるい子とばったり遭遇する。



良き妻良き母として懸命に専業主婦であろうとしたるい子だったが、いつしか姑や夫、息子・樹(武藤潤)からも疎ましく思われる存在になっていた。息子の樹に一緒に家を出ようと誘うが、専業主婦には金もなく無理だとあっさり拒否されてしまう。るい子はそんな息子と一緒に暮らすために大金を必要としていたのだ。



しかし、ひとり暮らしのアパートに隠し持っていた一千万円が盗まれてしまい、なす術のないるい子は、姑や夫のもとに帰ることを決意。お金は必ず返すと言うが、そんなるい子を引き留めるため、舵はるい子に思わず「好きだ」と想いを打ち明ける。半年ぶりに家に戻ったるい子は最後という約束で息子の樹と二人だけの時間を過ごす。幸せだったのも束の間、姑、夫だけでなく樹までも結局るい子の元を去って行った。一人取り残されたるい子は離婚届にサインをし、唯一最後まで側に寄り添ってくれているアオバに対し、まだそっちには行けないと告げ、別れの時を迎えるのだった。全てにけじめをつけたるい子は警察に自首するというが、ハリカと舵は亜乃音の元に行って話してみようと提案。るい子もハリカ、舵とともに亜乃音の元に向かう。
一方、亜乃音は玲から再婚の報告を受け、二度と自分たちに近づかないよう釘を刺される。それでも亜乃音は娘の幸せに嬉しい思いを噛みしめる。しかし、アパートに帰ってきた玲を陽人と共に迎え入れたのはなんと理市だった−。





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