ぶらり途中下車の旅

栃木県の鬼怒川で土産物店を営んでいた切り絵師 長屋明さん。
趣味の切り絵を始めたのは20年以上前。寿司屋のアルバイトをしていた時、
バランの飾り切りを見ていて「 自分でもできるんじゃないか？」
と思ったのがきっかけでした。
以来、自分の子供たちを喜ばせる為に切り絵をしてきましたが、
子供たちが大きくなったので、自分の好きな物を切るようになりました。
その後、土産物店をやりながら趣味で切り絵を続けていましたが、
震災で観光客が激減したのを受けて、土産物屋を畳む事に。
その時、知り合いの勧めでプロの切り絵師として2010年にデビューしました。
描いた線よりも細い線を切りだす“糸シリーズ”は世界にも類が無く、
ニューヨークでの個展を開くなど、舞台を世界に広げています。