ぶらり途中下車の旅

こちらは父と息子2人、母とおじ、家族で50年前から営んでいる染物店。
技術の進歩により、印刷物の旗や暖簾が増えていく中、手間を惜しまず、昔ながらの手染めにこだわっています。
型彫といった、切り絵の原理でデザインを切り抜き、型紙を作ります。その後、生地に、型紙を乗せ、染めたくない部分に糊をつけます。特徴的なのが、餅米と糠を合わせた糊を使用していること。餅米と糠に糊ならば、この後の水洗いの作業で、糊が乾いても落ちやすくなる知恵なのだとか。
下地を作る糊づけ後、3時間ほど乾かし染色した後、再び乾かし、糊を洗い落とします。すると、糊の付いていた部分は染まらずに白く残り完成します。
のぼりやのれんなどサイズも色々あり、祝い旗や野球チームの旗など、一点物の注文にも応えてくれます。