ぶらり途中下車の旅

本来、うなぎをナマで出そうとする店はありません。
それはうなぎの血の中に、「イクシオトキシン」という毒があるため
こちらのお店も開店当初は、うな重と白焼きしか出していなかったとのこと。
ところがご主人の飯塚繁さんは、「こんな辺鄙な場所では、ほかの店が真似できない
うなぎ料理を作らなければ客をよべない」、と一念発起。
友人たちを実験台にしながら５〜６年試行錯誤し、20年ほど前に
『うなさし』を完成させました。
門外不出の製法でつくられた『うなさし』は、
うなぎのイメージからは想像できない歯ごたえと旨みが自慢。
さらに息子の裕志さんは、「うなぎの脂は調理の仕方によって旨みが変化する」
と、数々のうなぎのアイディア料理を開発しています。
なかでも西京味噌に漬けこんだうなぎでフォアグラを包み焼きにしたものは、
うなぎの脂とフォアグラの脂のハーモニーが楽しめる贅沢な一品です。
ほかにも、しゃぶしゃぶや南蛮漬け、燻製など様々な味が楽しめます。