ぶらり途中下車の旅

西荻窪の商店街に１９９５年にオープンした無添加にこだわるパン屋さん。
ご主人の広瀬満雄さんの実家は高円寺にあるパン屋でした。
アメリカのパン屋で修業し１５年前にお店をオープン。
ある時、日本の酒造メーカーから、
「酒にシューベルトを聞かせると、発酵が進んで美味しくなる」という話を聞いて
「パンにも、発酵させるために歌を聞かせよう！」と考え、
パンに聞かせるために一年間ボイストレーニングに通い
７年前から、パンにクラシックを聞かせています。
愛情を込めて練った２キロの生地を前に置き、
クラシックを１分ほど聞かせるのだそうです。
ラジカセでは愛情が伝わらないと、生で唄います。
素直に愛情を伝え「がんばってこいよ！」とわが子を送り出す気持ちで唄います。
酵母は歌の周波数のおかげで発酵が進み、美味しく出来上がるそうです。
「パン作りは、愛情・友情・根性です！」と
今日も厨房にご主人のクラシックが流れます。