ぶらり途中下車の旅

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放送内容

2009年6月27日放送分

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駒場東大前駅 関根秀樹さん

古代発火法から縄文時代の生活を味わう

関根さんは子供の頃から本と薬草と鉱物が好きで大学に入学後、
原始技術史を学び、以来、縄文生活、火のおこし方、民族楽器など
「手の技や知恵」を追求し、人間の文化をとらえながら研究してきました。
よく縄文時代の生活は、「ライターもマッチもなく、火をつけるのも一苦労。不便な生活」
と言われますが、関根さんは「実際、火おこしを知ると、そう難しいものではなく、
物を買う事でしか道具を得られない現代の生活よりも、
古代は石や木を拾ってそこから必要な道具へと変化させる事が出来た。
お店が無くなったら何も出来ない現代に比べたら、よっぽど便利。」と言います。
火おこしのコツは適切な道具作りと言っても過言ではなく、
板が薄すぎると発火する前に棒が板を突き抜けてしまい、
厚すぎると焦げた木粉がたまるまでに時間がかりすぎてしまうそうで、
最適なのは、厚さが1cmのスギの板、棒は直径1cmのウツギ、キブシなどの枝を使うことだそうです。
何百回もの実験を重ねるうちに次第にうまくなっていき、
数年後には6〜7秒で火種ができるようまでなりました。
以前ネイティブアメリカンの長老たちに技術をレクチャーしていたら
あまりの技術の高さに驚かれたそうです。

火おこし術

道具作りがカギ

古代石蒸し料理

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非公開
電話番号
非公開

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