ぶらり途中下車の旅

世界の競技ダンスのチャンピオンが
エンビ服を注文しに訪れる店テーラーまなべの主人真鍋恵勇さん。
テーラーまなべでは年間１００〜１２０着のエンビ服を手掛け、
この２５年間で２５００着以上製作しています。
ダンスでは男性は左手をピンと伸ばし、右手はパートナーを支える姿勢をとります。
一般的な作りのように両腕を下ろした状態で仕立てたのでは、
踊っている時に綺麗なシルエットは出ないので、
仮縫いはカップルで踊ってもらいながらついて回って補修点を見つけ、ピンを差します。
競技ダンスはハードなスポーツであり、衣装は軽さも要求されます。
踊りやすく、きれいなシルエットが出るよう背抜きなどに独自の工夫を重ねています。
真鍋さんは、国内外のコンテストでは過去何度も優秀作品に選ばれ、
その評判を聞き付けオペラ歌手やバイオリン奏者、指揮者などからも
エンビ服の依頼がくるそうです。