ぶらり途中下車の旅

江戸時代、五街道の一つとして、物や人が行き来した甲州街道。
星野家住宅は、大月宿の西隣にある花咲宿の名主を務めていた旧家です。
江戸時代には、参勤交代をする大名の宿、本陣で、国の重要文化財に指定されています。
天保6年（1835年）の火災で焼失し、その後、再建されました。
再建の年月を示す資料は、見つかっていませんが、
嘉永5年（1852）に記された家相図によると、間取りと規模が現在の母屋と一致しており、
天保末からこの間にかけて再建されたと考えられます。

星野家住宅の別館で、70年前から当地域限定の「富士納豆」を作り続けている、
小規模な納豆屋さん。星野さんの祖父が、大学で発酵学を修め、
卒業後、何か手に職をつけたいと思い、始めた富士納豆。
こちらでは、一日に1000個から1500個を製造しています。
富士納豆は、中粒でふっくら、そして歯ごたえがしっかりした大豆を使用しています。
水は、富士山より流れてくる富士山麓の美味しい水で作られています。
富士山をデザインしたパッケージは、70年間受け継がれています。