ぶらり途中下車の旅

大浦牛蒡は、千葉県匝瑳市大浦地区で生産され成田山新勝寺に奉納される牛蒡です。
直径15ｃｍ、長さ80ｃｍにもなる大変太いもので、
特別御護摩修業を申し込んだ人のみ精進料理で大浦牛蒡を食べることができます。
現在生産されている農家は６軒。
栄養分を大変多く吸い上げるため同じ畑では５〜７年に１度しか作れません。
収穫した大浦牛蒡は全て新勝寺に納めるため、新勝寺でしか食べることができません。
寺録によると、西暦９３９年に藤原秀郷が平将門の討伐のために新勝寺で必勝祈願をした際に
大浦牛蒡で酒宴を行い、勝利を収め大浦牛蒡で凱旋を祝ったことから「勝ち牛蒡」と名付けられ
以後、縁起物として珍重されています。