ぶらり途中下車の旅

工場がひしめき合っている三郷市で、
関東に２社しかないチョークを製造している日本白墨工業です。
チョークの原料に使われる石膏（硫酸カルシウム）は、
水に混ぜると化学反応を起こして固まります。
これを利用してチョークをつくります。
作り方は今も昔も手作業で、多い日で一日に６０，０００本作ります。
今では炭酸カルシウムで作られるものもあり、こちらは機械作業で行い
水と反応しないので、糊を入れて固めます。
それぞれ書き味が微妙に違い、石膏は柔らかく、炭酸カルシウムは硬め。
　日本白墨工業は１９２４年創業の老舗メーカーで、
キューピーマヨネーズと提携して年間２万トンも出る卵の殻を使ったチョークや、
野球の得点ボード・バイクのラップ表示に使われるチョークなど、
早く書きやすく見やすいようにと様々な種類のチョークを作っているそうです。