STORY

#5
ダメ芸人…涙の解散!?
2025.5.18

芸能4部の先輩マネージャー・木村三太(千葉雄大)は、実は芸人だった!高校の同級生・溝口(大東駿介)と結成したコンビ「ビレッジマウス」は、かつて高校生芸人として脚光を浴びたが、今では活動休止状態。木村は夢を捨てきれず、芸人を続けながら、生計を立てるためマネージャーとしても働いていた。

そんな中、新人マネージャー・神田川美和(川栄李奈)は、ドS上司・犀川(安田顕)から非情な指令を受ける――「ビレッジマウスを今月中に解散させてください」

「なにもしなくても解散するわ!」と思っていた美和だったが、木村と溝口の長年の絆、そして諦めきれない“笑い”への執念に触れるうちに、次第に心を動かされていく。

ある日、ブレイクするきっかけとなったお笑いコンテスト番組が一夜限りで復活することを知る。木村は「これでダメなら解散しよう」と溝口に切り出し、2人は最後の挑戦を決意する。夜の公園での稽古、4部でのネタ披露――距離のあったふたりは、少しずつかつての情熱を取り戻し、再び心を重ねていく。美和もまた、そのひたむきな姿に「絶対に解散させたくない!」と強く願うようになる。

迎えたコンテスト本番。会場は笑いに包まれたが、結果はまさかの予選落ち。

だが、ふたりの目にはどこか晴れやかな覚悟が宿っていた。何より、相方と本気で笑いに向き合えた日々こそが、答えだった。2人は芸人を卒業し、それぞれの新しい人生へと歩み出した。

不器用で、まっすぐで、諦めの悪い2人の芸人が見せた最後の舞台――それは、美和の心にも確かな火を灯すものだった。

後日、解散報道を目にして涙ぐむ美和に、そっと声をかける真田(山田涼介)。美和を見つめ想いを伝える。「俺は君が好きだ。今までも、これからも」。

突然の告白に戸惑う美和。2人の関係もまた、静かに動き出そうとしていてー。