甲府盆地(旧・竜王町西八幡)で穫れる里芋は「八幡芋」と呼ばれ、一般的な里芋よりもキメが細かく粘り気が強い。
料亭などに直送するため通常一般の市場には出回らないが、地元では炊き込みご飯にし、それをおにぎりにしたものが「八幡芋おにぎり」

八幡芋のはじまり
八幡芋が作られる甲府盆地は、古来、釜無川の氾濫により有数の洪水地域として知られていた。
しかし戦国時代、武田信玄による信玄堤が築かれ釜無川の氾濫が収まると、長年の洪水で堆積された肥沃な砂地土壌により、一転して素晴らしい田畑へと生まれ変わり、休耕した田畑を利用して栽培され始めた里芋が八幡芋のはじまり。