九州ルート

大友宗麟

大友宗麟は戦国時代に豊後国臼杵(現在の大分県臼杵市)を治めた武将。政略に優れており、莫大な献上金を差し出すことで、九州6カ国の守護職と九州探題職を手中に収めた九州最強の武将。大友氏の最盛期をもたらした。特に南蛮貿易を盛んに行い、10年という長い年月をかけ日本初となる大砲、「国崩し」を輸入することに成功。国を崩すと言われるほどその大砲の威力は巨大で、毛利家や島津家との戦を有利にしてきた。

鮑腸

鮑の腸を模した麺料理。戦国時代、鮑好きの大友宗麟のために家来が小麦を捏ね、鮑の腸に似せて作ったと由来される。麺棒や包丁をなど使わずに、小麦粉のみを使って作る麺で、その長さは一本2メートル以上にもなる。その完成までには3時間ほどかかるため、昔は祝いの席やお盆の時などにごちそうとして作られていた。

黄飯

当時、大友宗麟と交易のあったイスパニア人が伝えた物とされる。クチナシの実と共に米を炊いて、見た目は鮮やかな黄色をしているのが特徴的だが、味は白いご飯と変わらない。
スペイン料理であるパエリアを作ろうとしたがサフランがなく、その代用品としてクチナシを使ったという。
これに豆腐、野菜等と魚のエゾの身を加え炒めた、けんちん汁風の「加薬」をかけていただく。

クチナシの実
アカネ科クチナシ属の常緑低木。日本では静岡県以西の場所で自生している。
果実にはサフランと同じ成分であるカロチノイドの一種・クロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられた。

こぼれ話

ドン・フランシスコと洗礼名を持つほどのキリシタン大名である大友宗麟によって、治められた臼杵の街の山間部には、キリシタンの礼拝所や十字架が掘られた石など、歴史を物語るものが数多く残っている。

THE!ご当地DASH!! そばかっけ はらこ飯 うこぎ飯 鮑腸 黄飯 頭料理 鮑腸 黄飯 うこぎ飯 はらこ飯 そばかっけ 頭料理