東北ルート

伊達政宗

陸奥仙台藩の初代藩主を務めた、戦国時代の武将。1600年の関ヶ原の戦い後、岩出山から移藩し仙台城等の建設を開始し、仙台藩の基盤を築いた。また、戦国屈指の教養人として知られ、豪華絢爛を好んだとされる。また、多趣味としても有名で、和歌や茶道、猿楽にも長けた武将としても知られる。

はらこ飯

はらこ飯は炊いたご飯の上に、鮭の身とイクラ(はらこ)を乗せたもの。宮城県亘理町のはらこ飯は作り方が独特で、まず醤油・酒・みりん・砂糖を使った出汁で、塩漬けにしていない「生」の鮭を皮ごと切ったものを煮込む。その煮汁と切り身にはらこをまぶし、炊き立てのご飯に混ぜ合わせてつくられる。はらこは普通、湯通しすると色が白く濁ってしまうが、湯に通すことで、その歯ごたえが増すという。
伊達政宗が貞山運河の工事臨検の際、亘理町荒浜の漁民がこの鮭のはらこ飯を献上したところ、政宗はとても気に入ったとされる。

宮城県阿武隈川河口の亘理町は鮭ののぼり口にあたるため、江戸の頃より鮮度が良く、脂の乗った鮭が獲れることで知られる。
今でも、9月から12月の鮭の遡上の時季になると、多くの鮭が揚がり、亘理のはらこ飯は、この地元で獲れた鮭を使う。

こぼれ話

政宗は徳川家康、秀忠、家光と三代にわたり、将軍を江戸城下の仙台藩の屋敷に招き、接待している。
当時盛んに取り潰されていた全国の大名家にあって、徳川家の機嫌を損ねることは命取りであると考えていた。そこで、政宗は全国から名産品を取り寄せ、自ら献立を決め、饗応料理で将軍達をもてなしたと伝えられる。
また、伊達家の正月料理が有名で、地元宮城の名産品が多く使われ、とても豪勢であったと文献に記されている。

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