胖頭魚(パントゥユイ)のスープ
有明海に生息するワラスボの内臓を取って約3日干し、頭とともに粉々に砕いた物。
木製の棒で砕くことからその名が付いたとされ、鰹節とは一味違った風味豊かな味わい。
そのダシがよく溶け出すという理由で、お粥の上にかけるのが一番おいしい食べ方。
ワラスボは江戸時代に食されたのが初めとされる。

胖頭魚(パントゥユイ)のスープ
ワラスボ漁は独特で、潟スキーと呼ばれる板に方膝をつき、もう一方の足で潟をこいで行なう。長さ70cm余りの竹に鉄の刃がついた道具で泥の中をひっかき回し、刃の先端についたカエシにワラスボをひっかけて獲る。