胖頭魚(パントゥユイ)のスープ
岩手県洋野町種市には『塩ウニ』いう保存食があり、その製造過程で塩をかけられたウニから浸透圧により出た水分が『かぜ水』と呼ばれ、種市周辺では一般に販売され親しまれている。
ちなみにかぜ水の『かぜ』とは『ウニ』のことで、地元では『かぜ』の呼び名が一般的。
食卓で玉子焼きや鍋物の味付けなどに利用される。

胖頭魚(パントゥユイ)のスープ
洋野町種市の海岸は、干潮時の数時間だけ水位が下がり岩盤が現れる特殊な地形。1975年にその岩盤が細長く掘られ、それから人工的にウニの養殖を行うようになった。現在では県内一の産地となっている。