温泉水でそばを打ち、温泉水で茹で、つゆも温泉水で作り、足湯に浸かりながら食べられるという温泉づくしのそば。毎日温泉水を汲んできて店の裏のタンクにためている。店内の水道がこのタンクにつながっており、そば作りに使う水は全て温泉水である。

千年以上もの昔から存在し、湯治場として多くの湯客を迎え入れてきた東北屈指の一大温泉郷。鳴子温泉駅周辺に広がる鳴子温泉を筆頭に、東鳴子、川渡、中山平、鬼首の温泉地を総称して「鳴子温泉郷」と呼んでいる。
合わせて370本以上の源泉を持ち、国内にある11種の旧泉質のうち9種もがここにあるという。