まだりんごが木になっている状態の頃、りんごを守るために付けられている袋を取る際に落ちてしまったものを、塩漬けにした青森ならではのおやつ。昔は物がなく、特に田植えの5月は収穫物のない時期などに、おやつとして食べられていた。生のりんごを食べるようにそのままかじったり、皮をむいて切って食べる。

明治8年4月に内務省歓業寮から配布されたりんごの苗木を県庁に植え付けたのが青森のりんご栽培の始まり。年間を通した寒暖の厳しい青森の気候と明治に入り職を無くした武士たちの仕事として、県がりんご栽培を振興した事から大規模なリンゴ農園が発達していった。現在では、全国のりんごの50%以上が青森で生産されている。

作り方
1.まだ青いりんご40kgを並べた樽に、一度沸騰させた後冷ました水47L、塩2kgを入れる。
2.上から20kgの重りをのせ、日が当らないように蓋をする。
3.そのまま8ヶ月塩漬けにして完成。