どじょうを丸焼きにし、乾燥させて粉末にする。すりおろした大根、ごぼうと混ぜ合わせ、つきたての餅を絡めたもの。
古くから、どじょうは内陸部の貴重なタンパク源。休耕田を利用して、天然のどじょうを放し飼いにし、夏のスタミナ源として利用している。

一関市は、餅の消費量が日本一。各家庭にもちつき器があり、1年のうち、平均50日も餅を食べる。
冠婚葬祭や歳時には、何種類もの餅だれを集めた、餅本膳を食べる習慣がある。江戸時代、伊達藩に年貢として米を納めていた。残ったくず米を餅にし、おいしく食す文化が発展。伝承された餅だれは、300種類以上のバリエーションがある。

作り方
@ 串焼きにし、加熱乾燥させる
A 焼き上がったどじょうを、すり鉢で粉にする
B すりおろした大根とごぼうに、醤油と一味唐辛子で味付け
C 最後にどじょうの粉末を加え、ひと煮立ちさせたら、餅と絡めて完成