熊本県・あさぎり町にある谷水薬師の山門の両脇に立つ「紙つぶて仁王」。
明治時代後期に、樹齢450年のイチョウの木で作られた。

男性なら山門に向かって左の像、女性なら右の像に、噛んで唾液を湿らせた紙を、自分の身体の治したい部分に向かって投げて、一回で像にくっつけば御利益があるとされる。
かつては、手で投げるのではなく、口に含んでそのまま吐き出して飛ばしていたという。


弥生時代に、第12代天皇の景行天皇が創建したとされる櫛田宮にある御神木の「琴の楠」。
樹齢は1000年とも言われ、かつてこの地中に景行天皇が琴を埋め、その琴が芽生え、生長したのがこの木と言われている。

木の周囲を息を止めて7周半回ることができれば、琴の音色が聞こえ、願いが叶うとされている。
ちなみに、一周およそ20m。


長岩屋山天念寺とも呼ばれる寺の裏山に架かる石橋「天念寺 無明橋」。
大正10年頃に、修行者たちの修行のために架けられ、深い谷の上にあり、長さは5.7m、幅は1.2m。

恐怖心を克服し、渡りきることが出来れば祈願成就となる。