820年孔法大師の創建とされ、二荒山神神社の別宮である瀧尾神社の桜門前にある石の鳥居が「運試しの鳥居」。徳川家光の忠臣である梶定良が奉納した。
額塚の中央にある直径15pの穴に3回石を投げてうまく通ることができれば願いが叶うといわれている。
縁結び、子宝、安産などの御利益があるとされている。

男体山と女体山の二つの峰からなる筑波山の女体山の頂上近くにある「ガマ石」。
鎮痛や止血に効果があったヒキガエルの分泌液物から作られたガマの油を売るための、ガマの油売り口上が永井兵助によって考案されたという場所。
石を投げて、縦40p、横50pのガマの口に入れば、祈願成就。
口に背を向けての後ろ投げで投げるとより御利益があるとされる。

富士山の麓にある船津胎内神社の賽銭箱奥にある「船津胎内樹型」。
富士山麓に点在する溶岩樹形の1つで、天然記念物。
1100年前の富士山の噴火で吹き出した溶岩流が、樹木をかこんで固まり、木の部分だけが燃えて残った洞穴内は、木の型が残り、胎内に例えられる。暗くて狭い中を、身をかがめて通ることは、「胎内めぐり」として、富士登山の前に身を清める意味をもつ富士の儀礼、修行の1つ。約8本の大木が元になったとされ、全長は68mで深さ5m。
最奥部に祭られる木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)にお祈りし、岩から滴る清水を飲むことで、安産や子育て、縁結びなどの御利益があるとされる。