アバサーとは、ハリセンボンのことで、沖縄ではポピュラーな魚。
フグ目ハリセンボン科の魚で、沖縄では伝統的に昔から食用にされており、魚屋にも並ぶポピュラーな魚。
特に、肝には鉄分やビタミンBが多く含まれており、コクが出て味の決め手になる。
そしてニシヨモギも必入れる、これは匂い消しの作用が強いとの事。
アバサー汁は海の滋養食として愛されており、滋養強壮、風邪予防、のぼせなどに効果があるとされている。

体表面に鱗が変化した棘が生え、危険が迫ると体を膨張させ、棘を立てて、まるでイガグリのようになる魚。
那覇市沿岸漁業で行われている漁法としては釣りのほかに、夜に水中に潜り、銃を使って獲る潜水漁業がある。
味はあっさりとした味がする。

作り方
@アバサーの皮をはぎ、肝と浮き袋以外の内蔵を取り除く。
A身をぶつぎりにする。
B鍋に5〜6カップ位の水を沸騰させその中へアバサーを一度に入れ強火で煮る。
Cアクを取り除き中火にして10〜20分くらい煮る。
Dみそ、泡盛を入れる。(泡盛は臭い消しの効果)
E肝を入れ、最後に刻んだニシヨモギを入れて完成。