2014.11.30 - 佐賀県『0円かに玉』と『白石レンコンの磯辺焼き』

佐賀県『0円かに玉』と『白石レンコンの磯辺焼き』
佐賀県太良町周辺で手に入れた食材で作った2品。
有明海で獲れたイシガニの身を使用し、ひどく割れてしまった卵と、規格外の白石レンコン、さらに豚の腹脂を焼いたものを混ぜて作った『0円かに玉』。
あんにも、イシガニの殻からとれた出汁を使用するなど、こだわりの逸品。
『白石レンコンの磯辺焼き』は、独特のモチっとした食感の出るレンコンを焼いた生地に、生産量日本一を誇る有明海産の海苔で巻いて作った。

0円食材

城島が頂いた食材

規格外の白石レンコン

1年前に、城島が『出張DASH村』でお世話になった、佐賀県白石町の、レンコン栽培歴15年の久原茂さんから分けて頂いた0円食材。
収獲したレンコンを箱詰めする際、端っこの小さい部分などは、規格外のため捨ててしまうという。

分けて頂いた方

久原茂さん

売れ残った去年の有明海産海苔

海苔を加工・直売している「たら海苔生産事業所」で分けて頂いた0円食材。
ここは、太良町の海苔生産者15名が集まり起業した加工場。
商品としても、試食としても使う事が出来ない、売れ残った海苔(去年12月に収獲した海苔)を分けて頂いた。

分けて頂いた方

前原美和子さん

九州産豚の腹脂

「田嶋ハム工房」で分けて頂いた0円食材。
「世界レベルの田舎企業」がキャッチコピーの田嶋ハム工房は創業46年のハム工房。
ドイツで食肉加工協会が主催しているコンテストで2006年にハムとソーセージ部門にエントリーし、20品目中18品で金銀銅メダルを獲得している。
頂いたのは、豚の内臓付近についている腹脂と呼ばれる脂で、ラーメン店には、背脂を卸しているが、腹脂は使い道がないため廃棄しているとの事。

分けて頂いた方

田嶋征光さん

長瀬が頂いた食材

竹崎カニの友達イシガニ

竹崎漁港にある「下釜商店」に獲ってきたばかりの、竹崎カニを卸しにきた漁師の宮崎さんから分けて頂いた0円食材。
「イシガニ」というガザミ科(ワタリガニの一種)のカニ。
家で食べることも人にあげることも無いというので分けて頂いた。

分けて頂いた方

宮﨑勝徳さん

割れのひどい卵

毎日約6万個の卵が採れる、「伊東養鶏場」で分けて頂いた0円食材。
採れたての卵は、箸で掴んだり、指でつまんでも黄身が崩れないほどの弾力が特徴。
鶏が卵を産む際に、卵を受けるケージに当たった衝撃で殻がひどく割れてしまい、商品にならないものがあり、それらは保存もきかず、捨ててしまうということで、分けて頂いた。

分けて頂いた方

松尾隆志さん

0円料理

0円かに玉

1.沸騰したお湯にカニを入れ、茹でる。
4分程茹でたら、カニを取り出す。
2.取り出したカニの殻を割り、身を取り出す。
3.鍋に、身を取り除いた殻を出汁として入れ、カニが浸かる程の水と、酒を少々入れて煮る。
4.卵を割り、混ぜる。(卵白は別にしておく。)
そこに大さじ1の酒を入れて再び混ぜる。
5.煮ていたカニの殻から出汁を取り、その出汁に醤油・みりん・酒・塩を入れ、味付けし、水溶き片栗粉と溶いた卵白でとろみをつけ、あんを作る。
6.4に、城島が炒めた腹脂とレンコンを入れて混ぜる。
多めのサラダ油を敷いたフライパンに流し込み、中火で3分焼いていく。
7.5で作ったあんをかけ、最後にカニの身をトッピングして、出来上がり。

白石レンコンの磯辺焼き

1.レンコンの皮をむいて、米粒大に刻む。
2.豚の腹脂を一口大に切り、フライパンで炒め、腹脂を炒めた際に出る脂をクッキングペーパーでこし、再び炒める作業を繰り返し、"天かす"のようなものを作る。
3.すり器でレンコンをすりおろし、片栗粉・醤油・味噌をそれぞれ少々入れて混ぜる。
卵を1個追加し、さらに混ぜ合わせる。
4.レンコンを細かく切り、ゴマ油を敷いたフライパンで炒め、その上から3を流し込み、焼いていく。
6.焼きあがった物を一口サイズに切り分け、海苔に巻いて食べる。

道の駅

道の駅 太良

佐賀県太良町に位置する道の駅。面積、干満差ともに日本一を誇る干潟・有明海に面している。
豊富な地元野菜を始め、有明海の水産物、様々な加工食品を取り揃えている。
名産のミカンは、70軒以上の農家さんごとに、全て味見をし、購入できる。
そんなミカンを使ったミカンソフトクリームも大人気!