2015.1.11 - 沖縄県『0円チャンプルー』と『0円沖縄そば』

沖縄県『0円チャンプルー』と『0円沖縄そば』
今回作ったメニューは、沖縄を代表する郷土料理二品。
『0円チャンプルー』は、間引いたゴーヤと、タチウオとタマネギで作ったスパム風、島豆腐、タマネギの葉を炒め、塩、コショウ、醤油で味付けしたもの。
『0円沖縄そば』は、脂身の多い豚肉と昆布でとった出汁を醤油、酒、砂糖で味を整えたスープに、沖縄そばの麺を合わせ、トッピングとして、豚肉、昆布、タマネギの葉、四季柑を乗せた。

0円食材

太一が頂いた食材

間引いたゴーヤ

しおれたタマネギの葉と小さいタマネギ

糸満市でゴーヤを作っている農家さんから分けて頂いた0円食材。
沖縄県は、ゴーヤの生産日本一を誇る。
ゴーヤは、小さく形が悪いものや、先端が変色してしまい間引きされたものを分けて頂き、タマネギは突風などの影響により、葉がしおれてしまい、成長する見込みが無いタマネギの葉と小さいタマネギを分けて頂いた。

分けて頂いた方

玉城勝広さん
(たましろかつひろ)

落ちて商品にならない四季柑

糸満市の四季柑を栽培している農家さんから分けて頂いた0円食材。
一年中、実をつけることから、四季柑と名前がついたといわれている。
地面に落ちてしまい、傷などがついてしまったものは、商品価値が無いため捨ててしまうというので分けて頂いた。

分けて頂いた方

山城清健さん
(やましろせいけん)

脂身の多い豚肉

北海道産昆布の切れ端

糸満市にある、ラフテーを製造している、沖縄トータルサービスで分けて頂いた0円食材。
ラフテーを成形する際に、脂身が多い部分は切り取って捨ててしまうという。
この会社では、昆布も取り扱っており、味付け結び昆布という商品を作る際に、形を整える為に端っこを切り落とし、捨ててしまうというので分けて頂いた。

分けて頂いた方

大城守広さん
(おおしろもりひろ)

長瀬が頂いた食材

島豆腐の耳(切れ端)

糸満市にある豆腐屋、糸満商店で分けて頂いた0円食材。
こちらでは、1日100丁程度を作っている。
頂いたのは、豆腐を固めている容器からはみ出している、豆腐の耳と呼ばれる端の部分。
形を整える為に切り落とし捨てているという。

分けて頂いた方

金城邦治さん
(きんじょうくにはる)

金城弘枝さん

リリースするタチウオ

糸満漁港でスポーツフィッシングをしていた方から分けて頂いた0円食材。
糸満漁港は、沖縄県内で最大規模を誇り、水揚げ量は泊漁港に次いで県内2位。
漁港でタチウオを釣っている人に出会い、釣った魚はリリースするということで、偶然釣れたタチウオを頂いた。

分けて頂いた方

宮城健一さん

袋詰めの際に余った麺の切れ端

糸満市にある沖縄そばを製造している西崎製麺所で分けて頂いた0円食材。
こちらでは、30種類の麺を製造しており、麺を袋詰めしていく際に、重さが足りず、余ってしまった麺をサンプル用に袋詰めにし、取引業者に見せている。
毎日出るため、スタッフも持って帰らないものは捨てているというので頂いた。

分けて頂いた方

宮城祥子さん

0円料理

0円チャンプルー

1.タチウオを三枚におろして、身をぶつ切りにする。
2.タマネギを粗みじん切りにし、フードプロセッサーでさらに細かくする。
細かくしたタマネギに、タチウオを加え、すり潰す。
3.すり潰した身を、塩、粗挽きコショウ、コンソメで味付けし、さらにフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする。
4.ペースト状の身を平らにし、油を引いたフライパンで焦げ目がつくまで焼くと、スパム風の完成。
スパム風は短冊状に切る。
5.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り出し、5㎜に切る。
6.タマネギの葉は一口大に切る。
島豆腐は、油を引いたフライパンで両面に焦げ目を付け、取り出す。
7.油を引いたフライパンでゴーヤを炒め、軽く火が通った所でタマネギの葉、島豆腐、スパム風を加え炒める。
塩、粗挽きコショウ、出汁、醤油で味付けし、完成。

0円沖縄そば

1.豚と昆布を鍋でアクを取りながら茹でていき、出汁をとる。
2.赤身の部分の多い豚肉と、長い昆布を取り出し、肉は食べやすい大きさに切り分け、昆布は結び、醤油、酒、砂糖で味をつける。
3.四季柑をくし型に切り、タマネギの葉は小口切りにする。
4.スープに塩、醤油、出汁、酒で味を整え、スープの完成。
5.麺を混ぜ合わせ、1~2分茹でる。
6.スープを器にいれ、茹で上がった麺、味付けしたラフテー、昆布、タマネギの葉、四季柑を盛りつけたら、完成。

道の駅

道の駅 いとまん

沖縄本島の最南端の糸満市にあり、日本最南端の道の駅として知られている。
県内でも最大規模を誇り、店舗によって取り扱う商品によって建物が3つ。
お魚センターには、地元で水揚げされた、県魚のグルクンやイラブチャーなどの新鮮な魚介類が、うまんちゅ市場には、さとうきびをはじめ採れたての新鮮な野菜が、お肉コーナーには、沖縄料理に欠かせないあぐー豚などの加工品が数多く並ぶ。