2015.2.8 - 富山県『0円鍋焼きうどん』

富山県『0円鍋焼きうどん』

富山県氷見市で作った0円メニューは、寒い冬に身も心も温まる鍋焼きうどん。 氷見市の名産の氷見うどんとかまぼこで作った麺を入れるのは、ヒラメのアラでとった特製出汁。具材には、雪中ニンジンや雪中キャベツを始めとする野菜、レタス、ブリの皮などで作ったかき揚げ。 さらに、ヒラメの身と尻尾で作ったヒラメ天を乗せた。

0円食材

城島が頂いた食材

4000円のヒラメの頭と中身

城島が鮮魚店で分けて頂いた0円食材。
鮮魚店では、様々な魚を捌いており、大量の魚のアラが出るという…。
城島が頂いたのは、その日の朝に4000円の値がついたヒラメの頭と中骨。
使い道もないため捨ててしまうという。

分けて頂いた方

角 雅之さん

氷見うどんの切れ端

氷見うどんを製造している製麺所で分けて頂いた0円食材。
氷見うどんは、生地を糸のように、細くなるまで伸ばして作られる。
その際、麺の切れ端の一部は豚の餌としているが、それでも余ったモノは捨ててしまう。

分けて頂いた方

海津 憲太郎さん
(かいづ けんたろう)

栄養不足で葉が少ない白菜

温度が足りず生長しなかったレタス

傷んだサラダ菜

氷見市の農家さんに分けて頂いた0円食材。
十分に生長せず、中身もスカスカで捨ててしまう白菜、温度が足りず生長しなかったレタス、低温で葉が黄色く変色し、これ以上大きくならない傷んだサラダ菜を分けて頂いた。

分けて頂いた方

小橋 一美さん

長瀬が頂いた食材

黒く傷んだシイタケ

シイタケを栽培している農家さんから分けて頂いた0円食材。
菌床栽培用のブロックを鉄の棚に並べて育てているが、生長する際に、棚と接触して黒く変色してしまったシイタケを頂いた。
黒く変色してしまっても食べられるが、見た目が悪いので、捨ててしまうという。

分けて頂いた方

谷内 宗臣さん

かまぼこの皮の切れ端

ブリかまぼこの切れ端

硬いブリの皮

氷見市でかまぼこなどを製造している加工場で分けて頂いた3つの0円食材。
富山県では、板に乘っているかまぼこではなく、昆布などで巻かれて作られるかまぼこが主流。
このかまぼこを巻く皮は、かまぼこのサイズに合わせて切り分けられる。
その際に出る切れ端は、使用用途がないので廃棄処分される。
さらに、半分、ブリの身を使ったブリかまぼこの切れ端、燻製にしたブリの皮も、固くて食べられない為、処分するとのことなので分けて頂いた。

分けて頂いた方

三国 博之さん

規格外の雪中ニンジン

規格外の雪中キャベツ

農家の井川さんから分けて頂いた0円食材。
井川さんは、雪の中で育てる、雪中ニンジンや雪中キャベツを作っているが、こだわりが強く、少しでも色が悪かったり、傷が付いているものは売らないというこだわりが。そのため、収穫しても約半分は廃棄しているというので、分けて頂いた。

分けて頂いた方

川井 尚久さん

0円料理

0円鍋焼きうどん

城島担当

1.《ヒラメのエビ天風づくり 1》

ヒラメの中骨の身をほぐし、ニンジンのすりおろしと片栗粉を混ぜ合わせエビの身に見立てる。
→残った骨は、尾びれと背骨以外、煮出してうどんの出汁にする。

2.《麺作り&天ぷら粉づくり》

氷見うどんの切れ端を長い部分と細かい部分に分ける。
長い部分は、鍋焼きうどんの麺に。
細かい部分は、フードプロセッサーで粉にして、天ぷら粉に。
→かき揚げとヒラメ天で使用。

3.《かき揚げづくり》

ニンジンのささがき、レタス、そして、細かく切ったブリの皮を混ぜ合わせ、氷見うどんの粉と和える。
そして、キッチンペーパーでバラバラにならないようにしながら、180度の油で揚げる。

4.《ヒラメのエビ天風づくり 2》

ヒラメの尻尾をエビの尾に見立て、背骨を芯にヒラメの身を巻きつける。
氷見うどんの粉を天ぷら粉にして、揚げる。

5.《盛り付け》

出汁を鍋に移し、麺とニンジン・白菜・サラダ菜・
黒い部分を取り除いたシイタケ・長ネギ風にしたキャベツ・かき揚げ
を盛り付け、完成!


長瀬担当

1.《うどんの麺作り》

かまぼこの皮を細く切りそろえ、麺に見立てる。

2.《具材作り 1》

ブリが入ったかまぼこは、薄く長方形に切り、中央に穴を開け、ねじりコンニャク風にする。

3.《具材作り 2》

キャベツを茹でて柔らかくしたものを巻いて、長ネギに見立てる。

4.《具材作り 3》

シイタケを一口サイズに切る。

5.《スープ作り》

ヒラメのアラでとった出汁に、醤油・ミリン・塩を加える。
氷見うどんの麺は、沸騰したお湯で6~7分茹でる。


道の駅

道の駅 氷見

能登半島の玄関口に位置する富山湾に面した氷見市にある道の駅。
富山湾は、その豊富な魚の種類から「天然のいけす」とも呼ばれる。