2024.2.11 - 和歌山県『0円ラグーソースパスタ風』『0円ハワイアンチキン』『0円海南ゲット&タルタルタルタル』

和歌山県『0円ラグーソースパスタ風』『0円ハワイアンチキン』『0円海南ゲット』

和歌山県海南市周辺の食材で作った、アイデアが詰まった3品!
餃子の皮でパスタを作り、トマトや鶏の肝などで作ったトマトソースを絡めた『0円ラグーソースパスタ風』。
みかんどりの間にみかんを挟み、さらにみかんで作った特製ソースをかけた『0円ハワイアンチキン』。
タチウオなどの4種類の魚とみかんどりのミンチで作ったナゲット、にんじん・祝蕾のフリット、アシアカエビのフリットを、みかん汁で作ったマヨネーズと粗みじん切りした大根で作った特製タルタルソースにつけて頂く『0円海南ゲット&タルタルタルタル』。

0円食材

傷ついた魚とアシアカエビ

太一と京本が戸坂漁港で分けて頂いた0円食材。
和歌山県沿岸は、複数の潮流が混ざり合う関西有数の漁場で海底の様々な魚を獲る底引き網漁が盛ん。
しかし、網の中で魚が暴れて、傷ついてしまうものも。
それらは商品にもならず漁師さんも食べきれない分は捨ててしまうという。
さらに、生簀に1匹だけ残っていたアシアカエビも頂く事ができた。

規格外のトマト・ニンジン・カリフラワー・祝蕾

太一と京本がなかたにファームで分けて頂いた0円食材。
なかたにファームは、友哉さんさんと母のゆりさんが中心となっている農園。
頂いたのは、割れたり折れてしまって出荷できない天ぷら専用にんじん。
さらに、ヒビが入ってしまい出荷できないトマト、虫に食べられたカリフラワーと、キャベツの仲間で伸びすぎた祝蕾(しゅくらい)も頂くことができた。

分けて頂いた方

中谷友哉さん

ゆりさん

餃子の皮の切れ端

太一が、花田製麺所で分けて頂いた0円食材。
昭和23年創業の花田製麺は、毎日およそ6000食の生麺を製造。
さらに週に2回、中華屋さん用の餃子の皮を作っているのだが形どった後の切れ端は再利用できないため捨ててしまうという。

分けて頂いた方

花田佳樹さん

多恵子さん

傷んだ蔵出しみかん

シンタローが藤原農園で分けて頂いた0円食材。
こちらでは収穫したみかんを蔵で貯蔵。
400年前から続く下津蔵出しみかんシステムは、温度や湿度が一定に保たれる蔵で貯蔵することで酸味が抜けて甘みが際立つ。
その昔ながらの手法が5年前、日本農業遺産に認定された。
皮をむいて中身も傷んでいるものは、ジュースなどの加工品にも使われず、捨てられてしまうという。

分けて頂いた方

藤原良太さん

規格外の和布和布大根

シンタローが分けて頂いた0円食材。
名前の由来は「和歌山の“和"と布引の“布"で“わふわふ"」。
「肌触りは、砂浜の砂」
布引地域は海岸沿いに面した地域で、畑の土が砂地なのが特徴。
そんな畑で育った大根は石や岩などの障害物がないため、真っすぐ育つのが特徴だが、中には形が悪く出荷できないものも。
友人の方や近所の方に配ったりしても余ってしまうという。

分けて頂いた方

玉置龍歳さん

賞味期限寸前のみかんどりと卵

京本が、SJチキンファームで分けて頂いた0円食材。
SJチキンファームは、和歌山県の山奥で約25万羽の鶏を飼育しているのだが、社長の雑賀(さいか)さんが12年前、和歌山のブランド鶏を作りたいと、栄養価の高いミカンの皮を餌に混ぜたみかんどりを開発。
しっかりとした歯応えが人気で、道の駅などに出荷しているが賞味期限が近づいてきたものから回収し、捨ててしまうという。
さらに、賞味期限が近い卵も頂いた。

分けて頂いた方

根耒昌彦さん

0円料理

0円ラグーソースパスタ風

1.茹でて臭みを抜いた鶏のレバーを細かく切る。
2.みじん切りにしたカリフラワー、トマトをフライパンで炒める。
3.レバー・ハツを(2)に加え、塩コショウで味を調えてソースに。
4.卵を黄身だけを取り分けて、水を加えて、なめらかになるまでよく溶く。
5.餃子の皮の切れ端に、溶いた黄身・オリーブオイルを加え、まんべんなく混ざるようによくこねる。
6.生地がまとまったら、濡れた布をかぶせて寝かせる。
7.寝かせた生地を麺棒で薄く伸ばす。
8.薄く伸ばしたら、そばのように折りたたみ、細く切っていきパスタに。
9.パスタを塩を加えた熱湯で茹でる。
10.茹で上がったパスタをソースにからめたら完成。

0円ハワイアンチキン

1.搾ったみかんの汁に、お酢を大さじ2杯と塩を混ぜ、みかんソースに。
2.一口大に切って茹でたカリフラワーにみかんソースをかける。
3.鶏のもも肉を叩く。
4.もも肉にみかんを並べ、もう一枚で挟み込む。
5.塩コショウをふり、フライパンで焼き目を付ける。
6.焼き目が付いたら、ホイルで包んで蒸し焼きに。
7.鶏肉を焼いて残った油でみかんを炒め、スプーンで潰して果汁を押し出す。
8.蒸し焼きにした鶏肉にみかんソースをかけて、輪切りにしたみかん、カリフラワーを盛りつけて完成。

0円海南ゲット&タルタルタルタル

1.鶏のササミを一口大に切り、塩を振って包丁で叩いてミンチに。
2.タチウオやカマスなどをおろして、包丁で叩いてミンチに。
3.ミンチにした鶏のササミと魚を、お酒・塩・片栗粉を加えて混ぜ合わせる。
4.水と小麦粉、泡立てた卵白を混ぜて衣を作る。
5.程よい大きさに形を整えたミンチを衣にくぐらせ、180℃の油で揚げる。
6.祝蕾、ニンジンを切り、衣をつけて油で揚げる。
7.頭・足・殻をとったエビに衣をつけて油で揚げる。
8.卵黄に塩、絞ったみかん汁を加え、オリーブオイルをすこしずつ加えながらかきまぜてマヨネーズに。
9.潰した茹で卵、粗みじん切りした大根を加えて混ぜ、刻んだ大根の葉を混ぜ、タルタルソースに。
10.揚げたナゲット、タルタルソース、みかんを添えて、完成。

道の駅

道の駅 海南サクアス

和歌山県海南市にある道の駅。獲れたての魚を漁師さん自らがほぼ毎日、道の駅に持参し、名産のアシアカエビを始め、どこよりも新鮮な魚介類を豊富に取り揃える。
また、収穫量全国1位のみかんなど、170人の契約農家さんが作る旬な野菜も人気の秘密。