渚の記録

現状調査

ゴミ拾いと干潟づくりへ

干潟づくりのための海岸を整備していく。ゴミが海底に堆積すると、その下の底質への酸素供給を邪魔するため、酸素不足で分解されず底質の悪化につながる。そこで木村さん指導の下、ゴミ拾いを行い、海岸を綺麗にしていく。そして、干潟をつくる場所を決める為に測量をして海岸の形を把握して、今後の展望を絵に描いた。

砂運び

次に干潟をつくるため、建材用の砂を主に取り扱っている船着場から砂運び。
砂は先ほどの礫質のものや細かい泥分になる砂など、様々な粒径の砂が混ざっているものを使う。砂の粒径を統一せず、泥分(シルト質)のものや細かい礫の混じったままのものを使用することで、多様な生物が住みやすい環境ができる。クレーンと運搬船を使って砂を慎重に運んだ。

砂入れ

砂は運搬船から小さなイカダと一輪車を使って、貝殻の浜へ。しかし、ヘドロのせいで一輪車のタイヤが埋まってしまったので、自家製のソリをつくってそれをロープで引っ張り砂を運んだ。約3時間、ソリ50台分の砂を入れたところで一旦終了。
砂を入れた場所は、大潮のときの干潮の水面から1メートル高い位置。この位置は、潮の満ち引きによる水の動きがとても激しい場所。ここに砂を置いて自然に砂が流れるのを観察することにした。

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