渚の記録

海中探査と新たな危険

海中探査

海中の生物達を観測する為、海中探査船をつくることに。厚木市のホビーメーカーに協力してもらい、遠隔操作でカメラの上げ下げもできる海中探査船「アヒル号」が完成。
イカダ周辺を探査してみると、水深3mのところで50cmほどの大きなボラの姿を確認できた。

青潮の危険

海底を映したカメラの映像を見てみると、海底が一面真っ白な状態だった。
これは硫黄酸化細菌と呼ばれるもので、海底の酸素が少なくなっている状態。赤潮の影響で発生したプランクトンの死骸を海底の生物が分解する過程で酸素を使うため、海底に酸素が少ない層ができる。その為、酸素無しで生きられるこの細菌が大量に発生してしまう。
木村さんいわく、これから秋口にかけて北よりの風に風向きが変わると、青潮が発生してしまう可能性があるとのこと。青潮とは酸素が少ない海水の層が表層に上がってきて、海が青白くなる現象。
風の影響で酸素を含む上の方の層の海水が東京湾の外へ流れ、酸素が少ない下の層の海水が岸にのぼってくる青潮が発生すると、生き物が棲めなくなってしまう。
台風が東京湾を通れば北風になり青潮が増し、逆に北を通れば逆向きの風になる。台風シーズンになればDASH海岸に青潮をもたらすのか、遠ざけるのか!?

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