渚の記録

2度目の海苔づくり

2度目の海苔づくり ~海苔ヒビ~

DASH海岸初の収穫となったマルバアマノリに続いて、DASH海岸で2度目の海苔づくり。
2010年9月、観測イカダに、計20本のコナラのヒビを浮かべた。
2度目となる今回は、多摩川や旧江戸川など、東京湾に点在するアサクサノリの胞子が海面に漂ってくるのを、ヒビを浮かべて捉える計画。
12月に入り、胞子がついたと期待されるヒビを潮の干満のある潮間帯に立てた。
場所は、前回と同じ、光合成するノリの生長の為に、日光が最もよく当たる海岸中央に決定。
4月になり、18㎝程となったノリの葉状体を調べてみると、アサクサノリではなく、スサビノリと判明。

2度目の海苔づくり ~収穫~

2度目の海苔はスサビノリ。
これを、新鮮なうちに切って、漉いて干して、乾海苔の状態へ。
そのために使用したのは、包丁が横に三枚並んだ飛行機包丁。
名の由来は、複数の羽を持つ飛行機の形から。昭和の初めごろまで使用されていた。
続いて、海苔簀と海苔枠を使って、江戸の頃から伝わる海苔漉き。
乾燥させて出来上がった2枚の乾海苔は、前回よりもびっしりと埋まり、穴もなく、おむすびに巻いても十分なものとなった。
焼いて香りと旨味を増し、おむすびに。
今年は穴があくことなくご飯を包む事ができた。
そして、収穫したワカメで作った味噌汁と一緒にありがたく頂いた。
DASH海岸4年目の来年こそ、アサクサノリを収穫することができるのか?

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