今回の厄介者

タイワンスジオ ~沖縄 食物連鎖の頂点~

特徴

生物

『タイワンスジオ』
最大2.7mの、成人男性の腕ほどの太さがある大型ヘビ。
昼間に行動するが、獲物を求めて動き回るため、捕獲が困難。
毒は無いものの食欲旺盛で、主に生きた哺乳類や鳥類を捕食し、沖縄県の食物連鎖の頂点に君臨する。

原産地

台湾原産で、中国南部、東南アジアにも分布。
湿った場所を好む一方で、樹上性傾向が強く、森林や民家の近くにも出没する。

問題

1970年代、革製品の材料に持ち込まれたものが野生化し、沖縄本島の中部地域に定着。
生息域を広げ、沖縄の固有種を食べてしまうことが懸念される。
沖縄では、猛毒のハブよりも厄介と言われ、環境省が懸賞金を設け、捕獲に乗り出していた。

専門家

加藤英明

静岡大学教育学部講師。
講師として学校で授業を行う傍ら、外来生物の捕獲・研究など保全生態学にも取り組んでおり、各地で講演や調査を行っている。

捕獲方法

昼行性のため、日が落ちて巣に戻る前に捜索する。
無毒のヘビなので、姿を見つけたら、迷わず手で捕まえる。
加藤先生曰く「最大の武器(噛む)を使っている時、相手は無防備。噛まれたらチャンス」。

木の実を食べに来る鳥を、木の上で狙っていることもあるため、木の実がよく生る日当りのいい森の淵へ。

30℃以上の暑い日は、湿った穴や隙間に身を隠していることもある
ため、繁みや小屋の物陰などを探す。

水を飲みに来た哺乳類を食べに来ることもあるため、溜め池などの水辺を探す。

動き回って獲物を探すため、なかなか見つからないことが多い。
そんな時は、好物のネズミを入れた罠を仕掛ける。

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