日本の山地に自生するクスノキ科の香木。 シナモンの原料「ニッケイ(肉桂)」と同じ仲間で、藪に生えることから「ヤブニッケイ(藪肉桂)」という名がついた。 日本原種の唯一のシナモンで、葉や樹皮からシナモンのような香りを放ち、別名・和のシナモンとも。 お茶や料理のアクセントに使われるだけでなく、種子からは香油が採れ、葉や樹皮は薬用に、脂肪油はカカオ脂と融点が近いことから、チョコレートの原料に使われたこともある万能植物。