サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、本州から沖縄、朝鮮半島、中国などに分布し、林の縁や谷沿いの湿った場所に自生する。
春に咲かせる仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる独特な花が鐙(あぶみ)に似ていること、武蔵国の鐙が特産として知られていたことから、その名がついた。
葉は大きな3出複葉で、株が育つと1枚で直径60cmに達することも。
秋にはトウモロコシに似た緑の実が赤く熟すが、刺激性成分を含み有毒。