日本全国で獲れる。赤いナマコ(アカナマコ)は岩礁地帯、黒いナマコ(クロナマコ)は内湾の砂泥地に生息する。松岡が港で見つけた緑青色のナマコ(マナマコ)はクロナマコと同じ、内湾の砂泥地にすむ。泥とともに珪藻類、海藻、貝類、アマモの破片などを食べている。産卵期は3月~9月で、冬に活発に餌をとり、活動する。生で食べるのが一般的だが、卵巣を乾し揚げた「くちこ」や腸(はらわた)の塩辛「このわた」など、内臓は加工して食される。