本州中南部、九州、四国の潮下帯付近の岩に付着して生育し、「海中林」と呼ばれる藻場を形成する海藻の一種。藻体の大きさは40~50cmと大形で、時に1m以上にもなる。新芽の伸びる冬場の藻体は食用になる。昆布やワカメよりもミネラルや栄養が豊富で、細かく刻むと粘りが出て、酢の物や味噌汁の具にすると美味。天然のサザエやアワビは、クロメを食べることが知られている。