イガイ目ハボウキガイ科に属する大型二枚貝の一種。水深5~20mの砂泥質海底にとがった方を突き刺すように生息。絹糸のような足糸をたくさん出して砂粒や小石を付着させて体を固定する。産卵期は7月~8月で、1年で10cm以上、6年で30cm前後になる。名前は「平貝」が転化したものであり、有明海周辺での呼び名「たいらぎ」から。一大産地であった有明海で数が激減し、現在では養殖が試みられている。全国で刺身、寿司種、焼き物、汁物などで食される。