磯の石の下にすむ、渦虫綱多岐腸目に属する扁形動物の総称。体が扁平なところからこの名がある。体は幅広い葉状や帯状。体長は0.7~50mm。すべて海産で、腺細胞から液を分泌し、繊毛によって岩の上などをすべるように移動する。一部の種は浮遊生活するものもある。見かけと違って獰猛な肉食性が多く、体の扁平さを活用して、貝の隙間から侵入し、貝肉を食べる場合も多い。