体長5mm内外。非常に足が長く、豆に針金の足をつけたような独特の姿をしている。長い足で前を探りながら歩く様子から、座頭虫の名がある。ザトウムシでは唯一の海岸性の種。集合性が非常に強く、昼間は海岸の岩陰などに群棲する。暗くなってから浜辺でフナムシなどを食べる。海岸の砂浜をともなう海食崖や河川河口のヨシ原などに生息するが、人工海岸化などで生息適地が著しく減少し、絶滅危惧種に指定されている地域もある。