日本で一般的にみられるスズメ目ツバメ科の代表種で、体長は17cmくらい。翼が細長く、尾も長くて先が二またに分かれており、敏捷に飛びながら昆虫を捕食する。好んで人家の軒先などに泥と唾液で椀型の巣を作るが、これはカラスなどの外敵があまり近寄らないためと考えられている。暖かい東南アジアで越冬、春になると数千kmの旅をして日本に夏鳥として渡来する。3~8月にオスとメスが共同で子育てをする。ちなみに、高級食材とされる“燕の巣"は、東南アジアに生息する“アマツバメ"の巣。