スズメの仲間で、全長は約27~29cm、翼開長は40cm程。日本列島周辺にしか生息しない鳥で、春および秋に暖地へ渡り、1000羽を越えて渡る群れもいる。群れは、急降下で鳥を狩るハヤブサの餌食にならないよう、海面すれすれを低く飛ぶ。小笠原や沖縄など南の離島では留鳥で、頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われるが、南に生息するものは、北に生息するものより体色が濃い。鳴き声は「ヒーヨ、ヒーヨ」と甲高く聞こえ、名前はこの鳴き声に由来する。虫や草の葉、芽も食べるが、特に花の蜜や果実が好物。