日本産の代表的な甲虫。7~8月ごろクヌギ、サイカチなどの樹液に集まるので、サイカチムシとも。体長35~55mm、雄は黒茶色で光沢があり、頭部に2本の角状突起がある。雌は突起がなく、体一面細毛に覆われ光沢がない。主に夜活動し、落ち葉などが積もった中に産卵、越冬してから初夏に蛹(さなぎ)になり、7月ごろ成虫になる。カブトムシの仲間はおよそ1000種が知られ、主として熱帯、亜熱帯域に生息。世界最大のものはヘラクレスオオカブトムシで、体長は16cmほどもある。