日本の固有種で、北海道から奄美諸島まで分布。鼻が菊の花に似ていることから、その名がついたキクガシラコウモリより小さい種で、前腕長40mm、頭胴長43mmほど。南の地域に住むものほど小形になる。数頭から数百頭の群れで生息し、昼間は洞窟や廃坑で休息、日没後に洞窟を出て、小型の昆虫を捕食する夜行性。秋に繁殖期を迎え、冬季になると洞窟等で冬眠する。