道子プロフィール

特徴と習性 『目』

馬の視野

馬の目は横長であることに加え、顔の真横についているため、その視野は横方向に広く、逆に縦方向には制限されている。 両目を合わせると、真後ろを除いてほぼ330~350度を見ることができるとされている。

馬の色覚

人間を含め生物の網膜には光を感じる二つの細胞がある。その内の片方の細胞の中にある錐体(すいたい)細胞というものが色覚に直接関わるもので、そこに存在する錐体視物質の数によって色覚の認識度が変わってくる。最も多くの錐体視物質を持つのが鳥類、爬虫類、魚類の4つ、続いて人間の3つ、その他の多くの哺乳類は2つ(馬も)といわれている。
そもそも、色覚というものは、ものがその色をしているということではなく、視覚を通して光の波長を感じ、 それを大脳でその色だと認識すること。 七色の虹も人間が見ているから「きれいな七色」なのであって、ハトやペンギンやカエルや馬がみる虹は七色じゃないということとなる。
黄色、緑、青の順によく見え、赤が見えづらい。

旋毛

馬のつむじのこと。馬の被毛は直立して生えないで傾斜して生えるために、体表にいわゆる毛流ができて、その起始部や終止部がうず巻き状に巻き込んで、左回りまたは右回りに流れを作るか、また左と右、上と下など反対方向からきた毛流がぶつかり合って毛が立ってくるために生ずるものが旋毛。
馬体各部の旋毛を個体鑑別に利用され、指紋のように一生変わらない。