放送内容

2014年11月9日

世界一うまいラーメンへの男たちの挑戦。
最高の麺を目指すべく、福島県の畑で育てている、最高級小麦『春よ恋』。
順調に生長し、収穫も見えてきた矢先、日本に猛威をふるった台風11号が福島県に接近。
直撃には至らなかったが、その影響で…
城島「茎がぐちゃぐちゃ」
ほとんどの茎が折れてしまい、畑の泥に穂が浸かってしまっていた。

実を確かめてみると、
達也「実はなってるね」
2週間前に比べると、実が大きく、ふっくらと生長していた。
城島「大丈夫そうな気がしてきた」
まだ、実の中身が固まっていないため、乾燥させて成熟を促す事に。
倒れたままだと、土の湿気を吸い、穂が腐敗してしまうため、穂が泥に浸からないように立てて固定。
こうすることで、風通しが良くなり、日にも当たりやすくなる。

それから2週間、晴天が続き、順調に乾燥したかに見えたが…。
達也「何これ?だめじゃない?」
穂が黒く、実は赤く変色してしまっていた。
地元農協で小麦の品質検査を担当している上遠野さんに見て頂くと、麦類特有の病気である、「赤カビ病」ではないかとの事。
農薬さえも効かない不治の病とされ、何より怖いのが、
上遠野さん「実は、カビ毒を持っていて…」
食中毒の原因ともなり、国の規定で食用にはできない。

調べてみると、感染したのは畑の一部だけ。
このまま放置すれば、1週間で畑中に蔓延してしまう。
そこで、まだ感染していない小麦を一刻も早く刈り取る事に。
穀物を能率よく収穫する「コンバイン」を使用し、素早く刈り取る。
わずか1時間で、50mプール程の面積の小麦を刈り取った。
その収穫量は、およそ120kg。これが小麦栽培4か月の成果。

収穫したその小麦を製粉する為、まずは乾燥。
ビニールハウスをお借りして、ゴザの上に均等に広げる。
達也「結構、湿ってるもんな」
さらに、ビニールハウスの室温を上げる為、工場などで使われる大型扇風機「ジェットヒーター」を使用。
城島「暑いなあ!これは乾くわ」
2日間、乾燥を続け、水分が完全に抜けた。

続いての作業は、未成熟の小麦やゴミなどを取り除く選り分け。
DASH村でも使っていた脱穀し終えた米などを選別する「唐箕(とうみ)」を使い、成熟したものと、未成熟なもの・ゴミを選別。
長瀬「めっちゃキレイな実だけになった!」

こうして選別された実を、いよいよ製粉!
使うのは、これもDASH村でも使った石臼。
5年ぶりの石臼の作業。
城島「DASH村思い出すわ」
石臼でひいた後、ふるにかけて小麦の皮を取り除くと、
城島「キレイ!白い!小麦粉や!」

そのひき立ての味は、
長瀬「濃厚!!普通の小麦粉より濃い感じがする」
さらに、水を加えて練ってみると、『春よ恋』の最大の特徴がわかる。
長瀬「やっぱ、コシがすごいんだよ」
城島「お餅やん!なんちゅうコシ!」
福島の大地でつくりあげた最高級小麦粉、福島産『春よ恋』が、いよいよ出来上がり!問題なのは、
城島「どう打つかやね」
その素材を活かす麺の打ち方は様々。麺の道はまだまだ!!

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