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アオサギは、日本に分布するサギ類の中では最大種で、体長は90cm前後である。アオサギには、古い羽が新しい羽に生え換わる換羽がある。夏羽の特徴としては、頭頂は白色で、額の両側から目の上を通り後頭部で一つになる青黒い帯状の羽毛がある。そして顔面から首は白く、首の前面には青黒色の縦斑があるが、不規則である。そして、冬羽に生え換わると、全体的に青みが無くなり、嘴(くちばし)は黒っぽくなる。そして、繁殖時には顔、くちばし、足の裸出部が赤みを帯びる婚姻色が発現する。 |
| ちなみに「アオサギ」のアオは古語で灰色の事を指し、英名でも"Grey Heron"(灰色のサギ)と呼ばれる。 |
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アオサギは、針葉樹や落葉広葉樹の枯草や枯れ枝を使って、皿型の大きな巣を作る。そして一夫多妻制で子育てを行う。3月中旬から巣作りが始まり、早いつがいは3月末には産卵を始め、一日おきに3から5個の卵を産む。その後、遅くてもゴールデンウィーク前にはヒナが誕生、5月、6月にかけて育離し、遅くても、6月の下旬には巣立ちをする。 |
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| 今回、茂子一家がアオサギを見つけた江東区の横十間川親水公園は、もともと河川だったところを、埋め立て整備された公園であった事もあり、隅田川ともつながっている。 そのため餌も豊富で、アオサギが巣を作るには非常に適した場所であった。 |