天ぷら屋 vs とんかつ屋 残った油でどこまでいけるか!?
  


 限りある地球の資源、有効利用の決め手は、リサイクル(再利用)。例えば、捨てられていたペットボトルは細かく砕かれ、ポリエステル繊維となり、Tシャツなどの衣料に生まれ変わる。スチロール製の食品トレイも、プラスティックとして再生され、ペンの柄など身近な文房具として生まれ変わる。

そして今、世界が注目するのは、車の燃料として、軽油の変わりに使用済みの「食用油」が再利用できるというもの。石油エネルギーが限りある以上、これは革命的な代替燃料リサイクル。

ならば走ってみよう!! 天ぷら油VSとんかつ油 使った油でどこまで行けるか!?


 
 


 チャレンジするのは、城島と太一。実験に使う油を求めて、とやってきたのは浅草。まず、2人が入ったのは「天ぷら 三定(さんさだ)」天ぷら一筋で160年以上も続く、浅草一の老舗である。2人のお目当ては、天ぷらを揚げたあとの香ばしさが漂う油。まずは天ぷらを試食し、次に調理場へ入る。そして、七代目ご主人である真田優さんに、使用済みの天ぷら油交渉の末いただくことに。三定の天ぷらはゴマ油とサラダ油を合わせた「植物性油」慎重な手つきで18リットルの一斗缶に移し、天ぷら油を入手!!

 次に城島と太一が狙いを定めたのは、浅草で人気の「とんかつ 香取」表にいたご主人の高橋伸寿さんに伺うと、香取のこだわりとんかつは、豚の脂身を精製した動物性の「ラード油」を使用しているという。早速、城島がニオイを嗅いでみると…「結構燃えそうやね!」ニオイで何かを嗅ぎ取ったようだ。そして交渉の末、とんかつ油を入手!!

 天ぷら油ととんかつ油を手に、2人が向かった先は神奈川県厚木市にある株式会社「南光」の工場。 この会社は、食用油を燃料化するリサイクルシステムの開発で注目を浴びている。手に入れた油は燃料として使えるのか?事業開発本部長・山本治郎さんの指示で、早速、作ってみることに。

<食用油から車の燃料を作る方法>
(1)まず、食用油の中の揚げカスなどの不純物をフィルターで取り除く。揚げカスを見た太一「ガーリックチップみたいでおいしそう」
(2)そして、そのまま2時間ほど静かに置き、水分や不純物を沈殿させる。
(3)完全に不純物が沈んだら、上澄みのキレイな油だけをすくい取る。
(4)次にメタノールと触媒を混ぜ合わせて出来た液体と、キレイになった食用油を混ぜ合わせると、車の燃料となるベースができあがる。
(5)再び8時間ほど静かに置き、燃料と不要な成分とを分離させる。
(6)そして、上澄みの燃料だけをすくい取って完成。

 燃料に生まれ変わった油を、慎重に一斗缶の中に移す城島と太一。およそ12時間かけて、全工程終了!!
 そして2人は、完成した燃料を手に、東京駅前へやってきた2人だがいきなり城島が貴重な燃料をズボンにこぼしてしまった。「あ〜あもったいない!これでどんだけ走れるのやら!」自前のズボンよりも、実験が気にかかる。

 そこには既に、実験に使用する2台のディーゼル車がスタンバイ。太一は天ぷら油車、城島はとんかつ油車にと、各々自分の運転する車に燃料を注入。燃料はそれぞれ一斗缶一個分の18リットル。しかし、燃料になったとはいえ、ニオイは天ぷらととんかつのまま。そこへ太一「本当に壊れねぇのかな?」やや不安。そして、慎重に注入を終え、出発準備万端!!

 今回の実験は、天ぷら油車に乗った太一と、とんかつ油車に乗った城島が、共に東京を出発し国道17号線を北上。それぞれ18リットルの燃料でどこまで行けるかを競う。

 さらに、実験の見届け人として、太一の天ぷら車には、三定のご主人・真田優さんが助手席に。一方、城島のとんかつ車に、香取のご主人・高橋伸寿さんが同乗する。そして、緊急時に備え、予備の燃料とテクニカルスタッフも同行。

 さて、肝心のスタート。キーを入れてエンジンをかける緊張気味の天ぷら油車の太一。見事に動き出す! とんかつ油車の城島も無事起動!!

 早速、2台は駅前のロータリーから、スタート地点の大通りへ移動。すると、2台は辺りから注目の的!!なんと、天ぷら車の屋根には「巨大えび天」が乗り、とんかつ車には「巨大とんかつ」が乗っているのだ!! これならお互い一目瞭然!!

 そして、天ぷら油車ととんかつ油車、AM9:00東京駅前をスタート!! 国道17号、新潟方面に向けて走り出した。果たして、どこまで行けるのか!?

 順調に走り出した城島・とんかつ油チーム。車内にはとんかつのニオイが充満している。ここで城島、一般車の排気ガスより、とんかつ油の方がキレイなのでは?と問いかけると、とんかつ屋のご主人「カラッとしているはずですよ」と意味不明の返事。ちなみに、天ぷら油ととんかつ油でつくった燃料は、普通の軽油車に比べて黒煙量が1/3以下なのだ。これは環境にやさしい!!

 渋滞もなく順調に走る2台は、AM10:04荒川を渡り、東京都を脱出!! 埼玉県戸田市に突入した。

 一方、太一・天ぷら油チームは、一定の時速40kmの速度を保ちながら走行。実は、燃費を節約するなら、一般道では時速40km、1500回転走行を保つのが理想なのだ。

 しかし、2台は戸田市で渋滞に突入!! ここで、城島・とんかつ油チームは渋滞だとノロノロ運転で燃費が悪くなると判断。少し遠回りだが、抜け道を選択した。そして、しばらく抜け道を走ると、再び国道17号線に合流。「(天ぷらを)大分リードしたかなぁ」と余裕の城島であったが、ある事に気づく「(17号線は)混んでへんね」そう、道が空いているのだ。遠回りしただけ走り損であった。

 既に城島の遥か先頭を走る、太一・天ぷら油チーム。燃料節約のために、太一はある作戦をとっていた。それは「アイドリングストップ作戦」赤信号で停まる度に、太一はエンジンを止めていたのだ。この方法は、信号待ちなど20秒以上の停車では、エンジンを切るのが有効となる。

 その頃、城島・とんかつ油チームも、ある作戦に出た。それは「信号止まらずに作戦」赤信号の手前を止まらずにゆっくり進み、発進時の燃料消費を抑えられることで燃料を節約する方法。すると、言ったそばから前方は赤信号!!城島は車をゆっくり走らせ、信号が変わるまで止まらぬよう徐行。しかし、前方の車はすぐ目の前。止まってしまうのか!? すると、信号が青に。城島、何とかブレーキを踏まずに交差点を通過!!

 そして、2台とも埼玉県本庄市に入り、スタートから4時間半が経過。ひたすら国道17号線を北上した天ぷら油チームは、走行距離89.1kmに。とんかつ油チームは途中のまわり道のため、同じ地点ながらも92.1kmと距離がかさんだ。しかも、燃料は残り少ない!!

 そして、順調に先を走る太一・天ぷら油チームは、PM2:10群馬県に突入!! さらに、走行距離も100kmに到達!! 喜びにわく、太一と天ぷら屋のご主人。

 その頃、後ろを走る城島・とんかつ油チームは、高崎市手前でまたもや裏道作戦。実は、国道17号はその先、高崎周辺をUの字に大回りする。そこでとんかつ車は、ショートカットできるコースを選び、太一に追いつこうとしていた。そして、渋滞もなく近道は大成功!! 走行距離は122.2kmとなり、国道17号と合流する交差点に到着。そして、信号待ちをしていると、国道17号の左手で同じく信号待ちをしている巨大天ぷらを発見!! すると、太一・天ぷら油チームも巨大とんかつに気がつき、走行距離は122.6km。ここで2台は6時間ぶりの対面。

 しかし、城島・とんかつ油チームは122.9km走ったところで、ついにエンプティランプ(燃料残量警告灯)が点灯!!さらに、行く手には山道が待ち受ける。最大の難関を越えられるのか!?

 一方、山道に入ってから30kmが過ぎ、ついに太一・天ぷら油チームも148.3km地点でエンプティランプ点灯!! 太一、危うし!!

 そしてPM6:10になり、2台は三国峠に突入!!三国峠は、55ヶ所のカーブと急な上りが続く最大の難関。燃料も残りわずか。2台はスピードを抑え、ゆっくり這うように坂を登って行く。

 さらに、城島・とんかつ油チームは道路上に気温表示板を発見。この時気温は20℃まで下がっていたが、これも危険信号!! なんとラードは15〜18℃で固まってしまうのだ!! これ以上気温が下がったら、燃料が固まって車は走れない!? 城島に焦りの色が見え出した。

 三国峠を越えれば、新潟県に入れるのだが…。

 これまで何とか持ち応えていた城島・とんかつ油チームであったが、184.3km地点でついに止まった!!ここで断念か!?天ぷら油チームの太一も駆け寄り、少しでもタンクに燃料が残っていないか、車体を揺らしてみる。運転席の城島も、ハンドルを手に体を必死に揺らす。そしてエンジンをかけてみると…かかった!! エンジン復活!!

 城島、すぐさま出発!! しかし、再び難関が迫る。187.1km地点で、2台は三国トンネルに突入。トンネルの長さは1.2km。果たして、無事に抜けられるのか!? 緊張ぎみの城島、祈りながら走行。すると、188.4km進んだところで、見事トンネル脱出!! しかも、そこは新潟県!!ついに到達!!興奮状態の城島「入った〜!!」さらに、ここからは下り坂が続く。そこで城島はニュートラル作戦に出た!!エンジンの回転を下げて走ることで燃料を節約。

 さらに、再びトンネルに突入するが、2台とも何とかクリア!! ここで、城島・とんかつ油チームはついに走行距離200kmを突破!! が、喜びも束の間。再びスピードダウン!! 城島、必死に車を応援「とんかつガンバレ!! 前畑ガンバレ!?」が、ここでストップ!! 時間はPM7:36をまわっている。太一も再び駆け寄り、スタッフ総出で車を揺らしてみるが、とんかつ車、ここで万事休す!!

 城島・とんかつ油チーム、善戦したものの、204.7km地点の新潟県湯沢町芝原トンネル手前で力尽きた!!

 残るは太一・天ぷら油チーム、まだまだ行けるか!? そして、209.6km走ったところで、ついに山越えを果たした!! ここからはアクセルを踏まず、ニュートラルで一気に坂を下る。すると太一「もしかしたら日本海に行けるかもしれないですよ」日本海までは、あと54km。本当に辿りつけるのか!?

 しかし、車はいつ止まってもおかしくない状態。太一に不安と緊張が押し寄せる。すると、280.8km地点でついに痛恨のストップ!! 天ぷら油の力もここまでか!? スタッフが駆け寄り、懸命に車を揺らす。が、何回揺らしてもエンジンがかかる気配はない。アクセルを回し続ける太一「もうダメか?」と諦めかけたその瞬間、かかった!!

 太一、慎重に動き出す。ところが、わずかに走ったものの再びストップ!! 日本海までもう少し。時刻もPM9:17を回り、祈るようにセルを回す太一であったが、天ぷら車もここまで!!

 12時間走り続けた太一・天ぷら油チームであったが、280.9km地点の新潟県小千谷(おぢや)市桜町で終了!! 日本海まであと21km、ほんのわずかであった。

 天ぷら油ととんかつ油の燃料18リットルの走行距離は…
 太一・てんぷらチーム「280.9km」、城島・とんかつ油チーム「204.7km」
 そして、天ぷら油ととんかつ油の燃費は…
 天ぷら油「15.6km/リットル」・とんかつ油「11.4km/リットル」両方とも、ディーゼルエンジン用の軽油(16.0km/リットル)と比べても、決して引けをとらない燃費で走ることができた!!

   

味覚の秋 一日で寿司ネタいくつ探せるか!?


 秋、一年を通して食材が最も豊富に揃うこの季節は、誰もがあの日本ならではの食文化の魅力を、改めて実感する…それが、寿司。奈良時代より、様々な形で食され、築き上げられた、その土地ならではのネタの数々。長い歴史の中、味への探求心から生まれたそのネタは、一体どれぐらいの種類があるのか!?

 ならばやってみよう!! 味覚の秋 一日で寿司ネタ何種類探せるか!?

   

 東京湾を遠く見つめる、ハチマキ姿の男たち…城島・達也・太一。「オーイ! 寿司ネタ達、待ってろよー!!」海に叫ぶこの3人が実験に参加。そこへ、3人に割って入る1人の男「おはようございます、只今の気温は24℃、天気は晴れ」おなじみの口調で現れたのは、気象予報士の木原 実さん。以前「一日で駅弁いくつ買えるか!?」では大活躍だった彼が今回も参加。再び力強い戦力となるか!?

 ルールは、午前10時東京湾を望む中央区豊海運動公園をスタート。タイムリミットの午前0時までに、寿司ネタを何種類集められるかで競う。チームは「達也・太一ペア」と「木原・城島ペア」に別れてのチャレンジ!!

 4人一斉にスタート地点の「のれん」をくぐり、AM10:00実験開始!!

 まず、木原・城島ペアが向かったのは、日本一の卸売市場で水産部門の取扱い量は世界一の築地。寿司屋も多い築地なら、豊富なネタが期待できる。早速、1軒目の「築地 すし好総本店」へ入ると、店内の端から端へ、メニューがずらっと並ぶお品書きを前にして2人は、お店にある全種類を一気に注文!!カウンターの板前さんたちが一斉に握り出した! そして、2人の前に豪快に出されたネタは、にぎり、軍艦巻き、巻物、手巻き、具だくさんのちらし、その数なんと97種類!! ゲットしたネタ数はリストにチェック。そして城島は「白魚の軍艦巻き」をいただく。すると「(口の中で)踊ってる!」と、体をくねらせて旨さを表現。が、堪能している暇はない!! 残りのネタはクーラーボックスに詰め、肩に担いで運ぶ。こうして、木原と城島は次のネタを求めて移動!!

 一方、達也・太一ペアが最初に向かったのは、銀座。築地に隣接し、150軒以上もの寿司屋が集まる、東京一の寿司屋街。早速、1軒目の寿司屋「銀座 すし栄」へ入ると、こちらもズラリと並ぶネタの数に大興奮!! まず2人は、脂がたっぷり乗った「大トロ」を注文。すると太一「億万長者が食うもんだよ!」しかも、このお店の大トロは一貫1,800円!! 太一の言葉もうなずける。そして、その旨さに2人、言葉が出ない。続いて、鯛の一年魚「春子(かすご)鯛」を注文。初めての味に2人「とろける!」「今までのDASHの中で一番良いロケだよ!」と、喜びも様々。ゆっくり味を堪能する2人であったが、ようやく達也が気づいた「やべぇ太一!のんびり食ってる場合じゃない!」すると太一「まあいいんじゃない別に」実験はどうでもいいのか!?

 すると、達也がお箸の袋を見て気づいた。すし栄は黒船が来航していた1848年・嘉永元年創業の老舗。そこで達也「ペリー来ました?」するとご主人「来ましたよ」。何? すし栄にペリーが来店した!? 驚く達也と太一。が、ご主人の冗談。

 そして、ようやく急ぎ出した達也と太一。こちらも残りは包んでもらい、クーラーボックスに詰める。こうして江戸前の寿司50種類ゲット!! さらにネタを増やすため、ガイドブックで寿司屋探し。そこで、五反田へ向かうことにした。

 その頃、築地の木原・城島ペアは、2軒目の「蔵まぐろ」へ入る。ところが、そこはマグロ専門の回転寿司屋。そこで、「メバチマグロ」1種類をゲット!! さらに2人は、売店で立ち止まり「いなり寿司」「照焼チキンマヨネーズ巻き」を発見!! これも寿司とみなして購入。木原と太一、ここで寿司ネタ100種類達成!!

 一方、AM11:20に五反田に着いた達也・太一ペア、2軒目の「五輪鮨」へ入ると、2人の前に出てきたのは、なんと、ローストした鴨にワインゼリーをあしらった「鴨のワインゼリー」達也、その味に悶絶「ヨーロッパだ!寿司は日本から飛び出たね!」フランス風と言ったところか!? 続いて「ピータンの軍艦巻き」そして達也がひと口「中華料理食ってるみたい」すると太一「ここは五反田だけどパスポート必要だね」それほどグローバルに富んだネタが揃う。こうして、斬新なオリジナルのネタ17種類をゲット!! ここまで合計67種類。

 次なるお店を探す達也と太一、これ以上、東京に新たな寿司は無いと判断。そこで、五輪鮨のご主人に伺うと「日本海」が浮上!!スタートから2時間が経過し、達也・太一ペアは、東京を離れ、一路日本海を目指すことに。

 同じ頃、築地の木原・城島ペアも、次の移動を考えていた。地図を広げて見つけたのは、静岡県沼津。魚の種類の多さで有名な駿河湾に面した沼津なら、そこでしか揚がらない、様々なネタがあるはず。早速、車で沼津へ直行を開始!!

 一方、東京駅に到着した達也・太一ペア。さらに、駅構内で太巻きなど9種類をゲット!! ところが、日本海へ向かうはずの2人は、急きょ予定を変更!!日本海の途中にも、魚介以外のネタがあるかもと、長野方面へ立ち寄ることに。そしてPM12:24、長野新幹線に乗り移動。この狙い、吉と出るのか!?

 一方、車で沼津へ向かう木原・城島ペア、ここで問題が…実は、築地で手に入れた手巻きが、形は違えど中身のネタは巻物と同じ。その数14種類。そこで木原の「『寿司ネタ精神』に反する」との考えから、100種類を合計86種類に訂正!!

 その頃、長野新幹線の達也・太一ペア。突如、太一が寿司屋で見かける魚の名前が漢字が書かれた湯のみを取り出し、寿司ネタのお勉強。まずは太一「鰻」を「あゆ」と読む。が、正解は「うなぎ」すると2人は、向かい座席のオバチャンとクイズごっこ!! 第1問は「鱒」オバチャンの答えは「ます」大正解!! 続いて2問目「」オバチャンの答えは「かれい」。感心する達也と太一であるが、これは間違い!! 正解は「このしろ」でした。

 そして、次の停車駅は高崎。実は太一、以前「駅弁の旅」の際、高崎で色々な寿司を見かけていた。が、停車時間はたったの1分。どうする?すると、高崎駅到着と同時に、達也がホームへ!! 急いで探すこと30秒、売店を見つけるが、寿司は売り切れ!! そこへ、発車のベルが鳴り出した!!車内で心配する太一。すると、新幹線のドアが閉まった!! その時…達也はホームの上、間一髪アウト!! 愕然とする達也の横で「この次1時間先だよ」との声が…振りかえると、さっきのオバチャンだ!! 確かに、長野方面に向かう新幹線が来るのは1時間後。ここで2人は、携帯電話で連絡をとり、次の停車駅軽井沢で落ち会うことに。

 そして達也は、次の新幹線を待つ間、高崎駅構内で「岩魚鮨」「めかぶとろろ」「えんがわ」「シーチキン」と4種類ゲット!! さらに駅を飛び出し、駅前の「萬年屋」で「カニつめ」をゲット!! 次の「福助」では「しらす」をゲット!! 乗り遅れても時間を有効に使うこの行動力、お見事達也!

 その頃太一は、PM1:42一足お先に軽井沢駅に到着するが、駅周辺はどの寿司屋へ行っても新たなネタが見つからない。そこで、タクシーで隣町の中軽井沢へ。そして、ガイドブックを見ると、中軽井沢に珍しいネタが揃う「喜久寿司」を発見!! そこで達也に連絡をとり、喜久寿司を集合場所にする。

 そして、太一は「喜久寿司」へ入る。すると、そこでは「きのこ」をはじめ、山の幸が豊富に揃っている。次にご主人が取り出したのは「地蜂(蜂の子)」これも寿司になるらしい。さらに「さつまいも」「くるみ」「わらび」と続き、ここで太一、寿司ネタ合計99種類に。あと1つ、何かないか聞き出すと、ご主人が出したのは「ナスのお新香」これで100種類達成!! そこで太一は、達也を待つ間に「地蜂(蜂の子)」を堪能。不安げな表情で頬張るが、味がイナゴに似て旨い!! 続いて山菜の「たらの芽」をいただく。そこへ、遅れて達也が到着!! さらに2人は、豪華「松茸」にぎりを堪能。長野に立ち寄った作戦は大当たり!! 山菜づくしのお寿司で、一挙に22種類をゲット!! 達也が集めたネタを合わせると、なんと合計106種類!! そして2人は、いよいよ日本海を目指して出発!!

 一方、木原・城島ペアはようやく沼津港に到着。時は既にPM3:00、早速2人が入ったのは「魚がし鮨」。そこには「さわら」から、深海魚の「ごそ」さらに「やがら」という、口先から全長が異様に長く細い魚。「げほう」という仮面のような面構えの魚など、駿河湾で揚がった魚が次々と出てくる。ここで早速にぎってもらうが、実物を見てしまっただけに、2人は手が出ない。結局ジャンケンの末、木原さんは「げほう」を食べる羽目に。不安げに頬張る木原だったが結構イケるらしい!! これを見て城島は「やがら」に挑戦。こちらもなかなかの味。14種類増えてようやく100種類達成!! さらに、深海魚をメインに3種類増え、結局17種類をゲット!!

 さらに、立ち食いのお店「魚魚丸」では、「くじら」「きす」など5種類ゲット!! こうしてスタートから5時間半が経過し、木原・城島ペアの合計は108種類に!! これで、達也・太一ペアを逆転!! 次なる作戦を練る木原・城島ペアは、沼津から寿司発祥の地、関西を目指すことに。そして、三島駅から新幹線で関西方面へと向かった。

 一方、日本海を目指す達也・太一ペアは、PM6:11新潟駅に到着!! そして、繁華街で見つけたのは「ザ・天狗」変わった店名だけに、どんな寿司屋なのか!? そして、店内にズラリと並ぶメニューは、どれも妙な名前ばかり!! 髪に良い海藻を使った「アデランス巻」、うに、とろ、いくらと高級なネタをまとめた「思いやり巻」さらに、たらこにわさびをタップリの「ダイナマイト巻」など、オリジナル手巻きだけで17種類ゲット!! 他、にぎりも合わせて32種類をゲット!!

 一方、関西方面を目指す木原・城島ペア、PM6:29京都に降り立った。そして、木原のリードで向かったのは、祇園。京都の繁華街・祇園には、京都ならではの寿司があるという。早速、向かったのは「まとゐ鮨」すると、店頭で珍しい「さばの棒寿司」を発見。酢でしめたサバを昆布でくるんで作るこの寿司は、関西ならではの味のひとつ。さらに「ぐぢの木の芽寿司」木原、たまらず頬張る京の味。その他、にぎりを含めて10種類をゲット!!

 その頃、新潟の達也・太一ペア、続いて見つけた「丸伊」では、新潟南蛮えびの卵だけを集めた、色鮮やかな「南蛮えびの卵の軍艦巻き」さらに、「かきのもと」と呼ばれる食用菊のネタなど、12種類をゲット!! ここまでの合計151種類。そして達也と太一は、お店のご主人に相談し、富山へ向かうことに。富山は、沖合いで暖流と寒流がぶつかるため、四季を通じて豊富な魚が水揚げされる。もしかしたら、今までにないネタが手に入るかもしれない!?

 その頃、祇園の木原・城島ペア、続いて「味留」へ入ると、そこは京都ならでは畳座りのカウンター。そして出てきたのは、木原オススメの「京風にぎり」ハモやコイなど、京都ならではのネタを、新たに10種類ゲット!! これで合計141種類。さらに「とり安」では、生のささみを使った「ささみ寿司」をゲット!! 続いて「舞子寿し」では、「しば漬け巻」「えびサラダ巻」と2種類をゲット!! すると、通りで舞子さんと遭遇!!早速、城島が近づき、新たな寿司ネタはないかたずねる。すると、舞子さんから「お漬物の寿司」があるという情報を入手!!

 一方、新潟から富山へ向かうことにした達也と太一は、新潟駅前の「元気寿司」で大量の新ネタを発見!! しかし、ここで問題発生!! 現在の時刻はPM7:59であるが、なんと8時11分発の電車に乗らないと、今日中に富山へは着けないのだ!! 残された時間は12分、果たして、間に合うのか!? 突然の大量注文に店員さんもおおわらわ。はやる気持をおさえる達也と太一。やっと寿司が運ばれて来た!! が、電車出発まであと5分。一気に17種類をゲットし、重いクーラーボックス背負って走る!! 3分前、駅へ到着。そして、何とか間に合った!! こうして2人は、富山へ向けて無事出発!!

 新幹線に乗り、ようやく落ち着いた達也と太一は、買い集めたお寿司を広げて寿司パーティーを開催!! 達也は、新潟で手に入れたオリジナル手巻きをいただく。その中身は「たらこと…わさび」それは、つまり?「ダイナマイト巻」すると、達也に強烈な辛さが襲いかかる!!

 その頃、京都の木原・城島ペアは、舞子さんの情報をもとに「きよす」に着いた。すると、2人は入るなり晩酌をはじめてしまった!! 城島と木原、すっかりくつろぎムードに。そして、2人の前に出てきた寿司は、京野菜を使った色とりどりの「漬物寿司」日本酒にも良く合う。ちりめんじゃこを渦巻き状に巻いた「ちりめんなると巻」を頂く頃には木原はすっかりできあがり、肝心の実験はどこへやら!? しまいには、木原が天気予報について熱弁をはじめてしまった!! しばし熱い会話続いた後、ようやく城島が我に返り、再び寿司ネタ探しの旅へ。城島と木原、漬物寿司と日本酒をすっかり堪能し、9種類ゲット!!

 お店を出た木原と城島は、夜風に当たって酔いを覚まし、作戦を練る。ガイドブックで「フォアグラ寿司」を発見!! お店がある大阪・鶴橋を次の目的地として決定、くいだおれの街で最後のスパートをかける!!

 そして、2人が大阪の鶴橋駅に着いたのはPM9:10。すると、駅前で寿司の屋台を発見!! が、並ぶネタは全て入手済み。そして、歩くこと数分、目的の「寿し吉」を発見!! 既に看板の灯りが消え、閉店準備を始めていたがギリギリセーフ!! ひと安心の木原と城島、ここでもビールで乾杯!! そして、目の前に待望の「フォアグラ寿司」が登場!! 軽くソテーしたフォアグラの香りと味に、木原、ただ頷くのみ。すると、木原の横では城島が白ワインに舌つづみ!? ここでは、フォアグラを含め7種類をゲット!! さらに、お店を探す木原・城島であるが、辺りは既に閉店。そこで、大阪の繁華街ミナミへ移動することに。

 一方、富山へ向かう達也・太一ペア、乗換駅の越後湯沢で下車。すると、閉店間際の売店で「かにずし」をゲットし、再び富山へ向けて出発!! さらに、ガイドブックを広げる2人、旅の最後は、富山名物「ほたるいか」を狙う作戦に。

 その頃、大阪ミナミへ到着した木原・城島ペア。タイムアップまで残り2時間。夜の閑散とする商店街を進むと、閉店間際の「本福寿司」を発見!! そこで出会ったのは箱寿司。ケラ箱と呼ばれる箱にネタとすし飯をつめ、強く押して作る、見た目も美しい箱寿司。そこで、無理をいって作ってもらうことに。職人の見事な手さばきに見とれる木原と城島。そして、大阪名物の箱寿司「あなご」「えび」「たい」と3種類ゲット!! ここで、タイムアップまで残り1時間となった。

 一方、達也・太一ペアは富山駅に到着。時刻は既にPM11:14。駅前へ出るが、どこも閉店し人影もない。そして、ようやく営業中の寿司屋を発見するが、目的のほたるいかは時期外れで置いていないという。実は、ホタルイカのシーズンは3月〜6月。あるとすれば冷凍品のみ。少ない可能性にかけて、再び深夜の富山の街を行く。

 その頃、大阪ミナミをさまよう木原・城島ペア。次に見つけたお店では、お品書きに「トビウオ」を発見!! しかし、こちらも時期外れで置いてない。落胆する木原と城島。

 一方、富山でほたるいかを探す達也・太一ペア。しばらく歩くこと、再びお店を見つけるが、ここにもほたるいかは置いてない。路頭に迷う2人、タイムアップまであと15分しかない。しかし、希望を捨てずに、ひたすら歩き続ける。そして、残り5分のところで、冷凍品ながら待望の「ほたるいか」を置いているお店を発見!!

 その頃、大阪ミナミの木原・城島ペアも、閉店間際の「かに道楽」を発見!! すると、そこには「かにバッテラ」「かにサラダ巻」「たらばにぎり」と新たなネタが3種類もある。早速注文するが、残り時間はあと3分。間に合うのか!?

 一方、ほたるいかを待つ達也・太一ペアも、時間が無い!! 板前さんを急かす2人。すると「ほたるいか」のにぎりが完成!!達也と太一、慌てて口の中へ。探し求めていた味に、満足の様子。と、ここでAM0:00タイムアップ!!

 木原・城島ペアも、ようやく寿司が完成!! が、2人は慌ててお金を払い、店員さんにお釣りを急かす。そこへ城島「おつりをもらうまでは買った事になりませんからね」そんなルールがあったのか!? そして、お釣りをもらう寸前、AM0:00タイムアップ!! 落ち込む2人に、固まる店員さん。でも、これはセーフ!! 戦いを終え、ゆっくり「たらばにぎり」に舌つづみをうつ木原・城島であった。

 果たして、どちらが多く寿司ネタを集めたのか!? 結果はスタジオで発表!!

 まずは、木原・城島ペア『166種類』。そこへ城島「勝った!!」勝利の確信を得たのか!?
 続いて、達也・太一ペア『173種類』。達也と太一ガッツポーズ!! 僅差で達也・太一ペアの勝利となった!!