いざ城へ!大迷路城下町を抜け出せるか!?
 
 

いにしえより伝わる伝説
「この地の山の奥深く、巨大な虎が守りし宝が眠る。その虎の大きなること小山の如く、突き出た牙は岩石をも噛み砕く、いまだその虎に出会いて生還した者無し・・・」

GPS(グローバル・ポジショニング・システム)・・・缶ジュースほどの大きさのこの装置、衛生より送られるデータにより地球上での現在位置が即座に分かる。さらに目的地の緯度経度を入力しておけば、その目的地への方角・距離・移動速度が分かる。つまり目的地がどっちの方で、あと何キロ先か常に分かる装置なのである。

「DASH」ではこれまで2度に渡り、このGPSを使った宝探しに挑んできた。一度目は富士山の裾野に、2度目は会津磐梯山に・・・ようやくたどり着いた、宝の眠る洞窟! しかし、眠っていたのは黄金の財宝ならぬ、黄金のリーダー城島であった。

そして今回、山口と太一に渡されたGPSが表示した目的地までの距離は、なんと北に千キロ! 広げた地図が指し示したのは・・・極寒の地「ロシア」
果たして、今度こそ財宝が眠っているのか! それともこのロシアの山奥にまであの男が待ち伏せているのか?

 
 

 お昼の12時、お寺の鐘の合図で一斉にスタート!!

 雨壷山を出発した、忍者城島・太一チームは城島運転の小型RV車で、城がある北の方向を目指す。2人は、まず太陽の位置と遠くの城を確認。太陽と城の位置を目印に、方向感覚を保つ作戦にでた。すると、かぎ型の狭い曲がり角に直面し、いきなりのピンチ!! 内角側の石と車体を擦らぬよう慎重に進み、タイヤとスレスレで何とかクリア!!

 一方、軽トラックで琵琶湖畔を出発した酒屋の中野さんも、行き止まりと見間違えるほどの狭いT字路に直面していた。諦めかけたものの「腕の見せどころか!」さすがは18年のキャリア、難なくクリア!!

 そして、大型RV車で大洞弁財天を出発した外国人ドライバーは、日本の道路が右側通行か左側通行かわからず、とりあえず真ん中を走る作戦に。比較的広い道を選んで進むと、再び前方に城を確認し、2人はそれだけで大喜び。すると、すぐさま通行止めの標識が行く手を阻む。

 3チームとも、城を望みながら徐々に前進し、10分が経過。しかし、複雑な道はこれから。一方通行やT字路の連続で思うように進めない。進路変更を余儀なくされ、すぐに城を見失ってしまう。

 そして、酒屋の中野さんは、学校を発見し、熊本城下の経験から城の近くにきていることを確信していた。実は、城に近い武家屋敷が、明治時代に学校や公共の建物に変えられたため、城の近辺には多くの学校が点在することを、中野さんは知っていたのだ。ところが、城と学校を結ぶ方向を辿るが、ここでも進入禁止に突き当たる。経験上の知識を上回る、恐るべし“彦根のどんつき”。

 その頃、狭い道を大型車で進む外国人チームは、天守閣は確認できるものの、距離が一向に縮まらず苛立ちぎみ。「右だ!」「いや左だ!」と、ついに揉めだした!!

 一方、忍者城島・太一チームは、城の位置を見失ってしまった。すると、太一が鼻を利かせて「動物的カン」で「左!」と予想。そこで、T字路を左へ曲がると…なんと、城が見えた!! 太一の「動物的カン」は的中!!しかも、かなり近づいていた。

 その頃、酒屋の中野さんは「京町」の表示を発見し、今度こそ城が近づいたと確信する。多くの城下町では京町は城の近くという城下町の経験をここでも発揮!! そして、城があると思われる山へと突き進む。しかし、中野さんは城から少し離れた佐和山を、城の高台と勘違いして進んだ為、次第に城を見失ってしまった。

 一方、忍者城島・太一チームは、前方にあったはずの城が、いつのまにか右手に!? そこで進路を変え右へ曲がると、あったハズの城が消えた!?実は、城島と太一はT字路の罠にはまっていたのだ。天守閣から半径1.5km以内に、T時路はなんと705ヶ所もある。左折右折を繰り返して城に近づいていると思いきや、道は城の前を通りすぎてから右折できる道がある構造のため、城との距離が一向に縮まらなかったのだ。そして、やっとのことで外堀に辿りつくが、城の中へ渡る道が無い!!

 同じく外国人ドライバーも、T字路の連続に惑わされていた。城を何周も走り、ようやく外堀に辿りついた。そして、掘りを渡る道を探していると、行く手に「この先行き止まり」の看板が立ちはだかる。しかし、日本語の読めない2人はそのまま直進!! すると、道幅が次第に狭くなり、ついには行き止まり。

 その頃、勘違いで佐和山を目指していた酒屋の中野さんは、「船町東」の表示を発見すると、「船町というと城に近いはず」と、再び長年の経験が働く。今度は、ようやく城の方向へ軌道修正ができた中野さん、再び城を探す!いち早く外堀を渡る橋を発見し、城内へ進入!!

 一方、忍者城島・太一チームも、ようやく掘を渡ることができた!!そして、城内に車を止め、ダッシュで表門からゴールの天守閣を目指す。すると、石段を登りきったところで、行く手に外国人ドライバーを発見!! 忍者の姿に気づいた外国人も慌てて走る!! 実は、外国人ドライバーの2人、表門とは反対に位置する追手門から、ひと足先に城内へ侵入していたのだ。

 忍者城島・太一と外国人ドライバーは、ほぼ同時に天守閣の下へ侵入!! ゴールは最上階の3階にある「殿の間」。スタッフも含めて総勢11名が入り乱れて廊下を走り、狭く急な階段を駆け上がる。先にゴールするのは、外国人か!? 忍者か!?

 そして、最後の階段を上がろうとしたその時、「酒屋さんだ!」ゴール地点に中野さんを発見!!実は、一番に外堀を渡った酒屋さんは、他の2チームとは別の黒門から進入し、最上階にいる殿の間へ到着していたのだ。

 その後をすぐさま忍者、外国人の順でゴール!! ここで全員力尽き、殿の前で大の字。3チームとも、僅差のゴールであった!!

<記録>
1位 酒屋(中野さん) 55分57秒
2位 忍者(城島・太一) 56分03秒
3位 外国人ドライバー(グレン・ゴッドフレイ) 56分04秒

 難攻不落の彦根城、迷路の城下町は400年経った今も情緒豊かに健在だった!!

はじめての路上教習 車イスで大都会を進め!!
 


 交通網の発達によりグループも個人も気ままに旅を楽しめるようになったが、最近では、さらに旅行者のニーズに合わせたプランが次々に登場し、人気を集めている。例えば、都会の子供たちには実際に田んぼで稲を植える田植えツアーなど、社会体験型ツアーが数多く用意されている。 中でも目をひくのは、行動範囲を広げる機会が少なかった『車イス利用者』のためのプラン。旅を楽しみたい気持ちは誰も同じ。そして観光地も都市も、やさしい街づくりに積極的に取り組んでいる。

 ならば旅立とう!! 初めての路上教習 車イスで大都会を進め!!

 今回参加するのは城島と達也。車イス生活者の中には「○○へ行ってみたい!」といった夢があるものの、不安も多く、行動に出る勇気を持てずにいる人がいるのだ。そこで2人の使命は、車イスで生活する方を、大都会・東京へ案内し、夢を叶えるサポートをすること。

 早速2人は東京駅を出発し、今回のパートナーの自宅へ迎えに、城島は大阪へ、達也は福岡へ向かった。

 城島がサポートするのは、大阪に住む高橋麻衣ちゃん(20歳)。脊髄の横にできた腫瘍が原因で、4歳から車イスを使用している。何より元気が取り柄のOL2年生。アーチェリーと水泳が得意で、アーチェリーは国体に出場するほどの腕前。これまでに団体での旅行はあるが、個人旅行は初めてだという。

 そんな麻衣ちゃんの夢は、東京の遊園地へ行ってジェットコースターに乗ること。そこで城島と麻衣さんは、東京の「後楽園ゆうえんち」を目指すことに。

 一方、達也がサポートするのは、福岡市博多区に住む、今村秀樹さん(25歳)。脳性麻痺による両下肢痙性麻痺で、中学の頃から車イスを使っている。会社員として仕事に励み、特技はバスケットボールや陸上など、好奇心旺盛なスポーツマンだ。やはり今村君も個人旅行は初めて。

 そんな彼の夢は、東京の日本武道館へ行って、プロレスを観戦すること。特に全日本プロレスの三沢光晴選手の大ファンだという。そこで達也と今村君は、全日本プロレスの武道館大会を観戦するべく、福岡の自宅を出発!!

 今回はそれぞれ目的地へ着くまでに、3つの教習ポイントをこなさなくてはならない。「公共の交通機関に乗ること」「買い物をすること」「食事をとること」。麻衣ちゃんと今村君は大都会・東京で夢を叶えることはできるのか!?


  

 城島と麻衣ちゃんは、AM10:00大阪の自宅を出発し、最寄の駅まで歩くことに。すると、歩道の段差に差し掛かり、自力では進めない。そこで城島がサポート。数分で阪神電鉄の千船駅に到着し、電車で阪神梅田駅へと向かう。

 一方、博多の達也と今村君は、なんと今村君の愛車で福岡空港まで向かうことに。運転席には、足が不自由な人のためにアシスト機能が盛り込まれている。手で操作ができるアクセルとブレーキの一体レバー。そして、ハンドルには、片手操作がしやすいように旋回グリップが着いている。運転歴6年の今村君は、自力で乗り込むのはお手の物。そして、慣れた運転で福岡空港へ。

 福岡空港の駐車場に到着した達也と今村君、障害者用の駐車スペースを見つけるが、既に満車。一般車のスペースでは、車と車の間隔が狭い為、車イスの乗り降りは不可能。その点、身障者用は充分なスペースをとってあるのだが、専用の台数が少ないのだ。そこで、2人は少し離れた別の駐車場を探し、やっと駐車完了!!

 その頃、阪神梅田駅の城島と麻衣ちゃんは、乗り換えの前にトイレを発見。電車などに長時間乗る時、専用トイレがある駅では、出来るだけ入っておかなくてはならない。車イス専用トイレには、便座の近くまで車イスで近づけるスペースと、手すりが付いているのだ。ここの専用トイレはカギが掛っており、職員の方に開けてもらうボタンを押す仕組み。そして準備は完了。いよいよ電車を乗り換えて新大阪へ向かい、新幹線で一路東京へ!!

 一方、福岡空港の今村君もトイレを済ませる。こちらは達也も中まで同行。そして羽田空港行きの搭乗口へ向かうと、そこでは機内専用の車イスが用意されていた。専用の車イスは、狭い通路を通れるように車輪を外れるようになってるもの。下部にあるちいさな車輪で動くのだが、自力では無理なため、乗り換えから座席への移動まで、係員が安全に誘導してくれた。こうして、2人は福岡を飛び立った。

 達也・今村ペア、城島・麻衣ペアは、それぞれの目標を胸に東京に到着。大都会で無事に進むことは出来るのか!?

 羽田空港に到着した達也と今村君。教習ポイントの買い物は、今村君の希望で、水道橋のプロレスグッズ専門店に決まり、モノレールで移動。車内には、車イスを固定する「輪止め」が設置されており、車掌さんが手伝ってくれる。さらにJR線に乗り換え、秋葉原駅に到着すると、今村君は、なんとウィリーで下車。独りで電車を降りる時は、前輪を少し浮かして後輪で降りると、振動が少なくて済むという。しかし、その先には、登り階段が立ちはだかる!!そこで達也が、周りの人に手助けを求めると、親切な3人の男性が手伝ってくれた。このような時は、必ず3〜4人でしっかりと車イスの水平を保ちながら、ゆっくりと持ち上げ、呼吸を合わせて1段ずつ登ること。

 その頃、新幹線で東京駅へ着いた城島と麻衣ちゃんは、教習ポイントの買い物をすることに。そして麻衣ちゃんの希望で、若者で賑わう原宿へ向かった。混乱を避けるために城島がした変装はかえってあやしく逆効果。しかもバレていた。

 一方、達也と今村君は水道橋でプロレスショップを発見。ビルの3階にあるお店までエレベーターで昇ろうとするが、スペースが狭い為、今村君は独りで乗ることに。しかし、降りる時は自分でボタンを押しながら出なければならず、何度もドアに挟まれながら、何とか脱出。さらに、お店の入り口も物が置いてあって中々入れない。そこへ、後から達也が到着し、物をずらしながら店内へ。所狭しと商品が並ぶ中、達也と店員さんで陳列棚を動かしながらの移動。ここで今村君は、過去に三沢選手も被っていたタイガーマスクのレプリカを購入。今村君、興奮から少し声もうわずり、ここまで見せたことのない嬉しそうな表情に。

 さらに、2人は2軒目のプロレスショップへ。そこでは、三沢選手の人形をゲットする為、ガチャガチャに挑戦。まずは達也が小川良成選手をゲット。次に今村君がラッシャー木村選手をゲット。続いてジャイアント馬場選手、次も馬場、またしても…これで、3馬場!? 結局、三沢選手はゲットできなかったが、数名の選手の人形をお土産に。

 同じ頃、原宿を歩く城島と麻衣ちゃんは、原宿の定番“クレープ”を、教習ポイントの食事に決定。クレープを食べながら「東京に来てから女の子と街をこうやって歩くの初めてや」という城島に対し、麻衣ちゃんは「よかったね」と予想を裏切るあざやかなツッコミ。さらに2人は、ブティックへ。店内では狭い通路を難なく移動し、麻衣ちゃんは洋服選びに夢中。そして、選んだシャツと帽子を試着することに。試着室の前に車イスをつけ、麻衣ちゃんは自力で入る。そして試着が完了し、麻衣ちゃんは気に入った様子で、シャツと帽子をお買い上げ。

 一方、プロレスショップを後にした達也と今村君は、歩道を進むと車輌通行止めのポールに行く手を阻まれる。ここで、達也の手助けで半ば強引にポールの隙間を通過。そして歩くこと数分、東京下町の味・もんじゃ焼き屋を発見、ここで教習ポイントの食事をとることに。もんじゃ焼き初体験の今村君「おいしい!」と気に入った様子。

 その頃、買い物を済ませた麻衣チャンは、女の子らしくさらにキレイになりたくなったのか、原宿の美容院でのカットにチャレンジ。洗髪とカットの度に席を移動しなくてはならなかったが、ここでも麻衣ちゃんは自力でチャレンジ。そして40分が経過し、麻衣ちゃんカット終了。すると、なんと城島がリーゼントに!? 実は麻衣ちゃんのカット中、城島も自分でヘアーを整えていたのだ。すっかりオシャレになった2人は、最終目的地の後楽園ゆうえんちへ向かうことに。

 同じく達也と今村君も、最終目的地の日本武道館へ向かっていた。九段下の長い上り坂を、自力で進む今村君。やっとのことで武道館へ辿りつき、いよいよ中へ入ると、そこは熱戦が行われる生のリング。しかし、座席までの移動は車イスでは無理。そこで、達也がオンブして今村君を座席まで連れて行く。そして、席に着いて場内を見渡す今村君、そのスケールに感動!!

 一方、遊園地に到着した城島と麻衣ちゃん。早速、飛行機が空中を回る乗り物へ。ここでも麻衣ちゃんは、自力で座席に着く。そして動き出すと、楽しそうな麻衣ちゃんに対し、ビビる城島。続いてメリーゴーランド、コーヒーカップと大ハシャギ!!

 その頃、男たちの熱気がみなぎる日本武道館では、大会スタートのゴングが鳴った。達也と今村君は、第一試合から熱戦に夢中。技が決まる度に大拍手。そして、待ちに待ったメインエベント、チャンピオンの三沢選手とベイダーの選手権試合が始まった。武道館は興奮のるつぼ!!

 同じ頃、遊園地の城島と麻衣ちゃんも、憧れのジェットコースターへ乗ることに。「大丈夫か?」と麻衣ちゃんに気遣う城島だが、怖いのは城島だけの様子。そして、いよいよ動き出し、急降下すると、大声を張り上げてハシャギまくり!!

 一方、武道館では、ベイダーが投げっぱなしジャーマンを繰り出し、三沢ピンチ!! そこで、今村君と達也は、必死に三沢コールで声援。すると、三沢もジャーマンで反撃!! しかし、最後はベイダーのパワーボムで、三沢は敗れ去ってしまった!!  それでも今村君は、初めて生で見たプロレスに感激!!

 同じく、ジェットコースターの城島と麻衣ちゃんも、興奮の一時が終わった。「気持ち良かった!」麻衣ちゃんの表情はイキイキとしている。

 麻衣ちゃんと今村君、2人は念願の夢を叶え、車イス教習の旅は、無事終了した!!