DASH村 〜キムチづくり〜

前今からちょうど一年前。
海を渡る事数時間、たどり着いたお隣の国…韓国。
そこにはもう一つの村があった。
城島が足を運んだ目的、それは美味しいキムチをつける事。
韓国のお母さん(オムニ)に教わった家庭の味。
そこでいただいたトウガラシの種。
あれから一年。
DASH村で育ったトウガラシ、キムチになって凱旋帰国…。

城島は特にトウガラシを手塩にかけていた。
真っ赤な実とは違い、トウガラシの花はやわらかな白い花。
そして緑の実がぶら下がるまで育った。

まだそんな実が青い頃、はやる気を押さえ切れず少し焼いて食べてみた。
成長過程を舌で確かめる。
しかし、
城島「辛〜!」
心配なく、順調に育っているようだ。

ビニールシートをかぶせると、成長はもっと早くなる。
あっという間に赤く姿を変えた。
葉の緑も助け映える深い赤。
ずっしり重い太い実は、乾燥させいよいよキムチになる時が来た。

室から白菜を取り出しきれいに洗う。
まずは白菜の塩漬け。
白菜への塩はしっかり、これがキムチの基本。
乾燥させたトウガラシはすりこぎで細かくする。
気になる味は?
城島「辛!お〜目ぇ覚めた〜」
前とは一味違うようだ。
大根を中心としたキムチの具づくり。
ここに白菜以外の材料はすべて入る。
桶にたくさんの野菜。
そして本場のキムチに欠かせない魚介類が入る。
すっかり水分の抜けたかぶのままの白菜。
そこに具を一枚一枚擦り込んで行く。
オムニに教わった手つきで丹念な作業。
つい、トウガラシで手が熱くなるのも忘れてしまう。
こうして味が変わるたびつまんでみたくなるもの。
口いっぱいのキムチに城島、
「うま〜い!…辛!」
そんな声を聞きつけ、達也も寄ってきた。
達也「米ないの?」
味の方も順調に進んだようだ。

城島「よーし、韓国のおかあさんに持って行くで〜」
トウガラシの種をもらったオムニの元へ、再び城島が飛ぶ。

城島「きた〜ここここ〜」
雪残る、どこかDASH村に似た雰囲気のオムニの家。
城島「あれ八木橋?」
あの時もいた、黒い韓国の八木橋、今度は2匹に?

城島「オムニ!」
再会を手放しで喜ぶ。
さっそく、DASH村のキムチを見てもらう。
果たして味は?
言葉は分からないが、どうやら味が物足りないらしい。
城島も口に運んでもらう。
城島「やっぱりあんまり辛くないなぁ」

台所にはオムニがつけたキムチが。
どうやらキムチ料理をつくってくれるらしい。
そこで出てきたのが緑のトウガラシ。
勧められるままに城島一口。
城島「辛辛辛!!辛〜!!DASH村とは違うわ〜」

キムチをふんだんに使った料理。
味はいいが、オムニにしたらまだ辛くないらしい。
トウガラシの粉3杯…。
果たして韓国家庭料理はどんな味なのだろうか。

豪華に揃った韓国の家庭の味。
ふんだんに取り入れられたトウガラシが食欲をそそる。
主人や子どもたち、そしてオムニと楽しいひととき。

そんな食事も終わり、再び別れの時。
バスがやってきてしまった。
オムニから城島へ、キムチの壷のプレゼント。
城島「またいいキムチつくるから〜」
城島も、オムニたちも姿が見えなくなるまで手をふっていた。

DASH村 〜手打ちそばはつくれるか!?〜

DASH村に白くかわいらしい花。
これはそばの花。
雨をしっかりと吸い込み、陽の光を燦々と浴びた。
緩やかな風に吹かれ、花がゆれる
そんなそば花畑を見て、
城島「どんだけのざるそば食えるやろな〜」と一言。
城島にとって、花よりそばらしい。

花はやがて枯れ、実をつくる準備を始めていた。
まだ古民家が骨組みだった頃、楽しみにしてたそばの実の収穫。
茎を刈り取ってしばらく乾燥させる。
だが様子がおかしい…

城島「あれへんで?」
なんと、ほとんどの実の中が空っぽなのだった。
DASH村のそばに緊急事態?
明雄さん曰く、鳥に食われたらしいのだが…。

達也「入ってるの探すの難しいよ。」
それでもようやく
城島「あった!」
貴重なそばの実、中身は純白だ。

実を脱穀するのに、板に縄をぐるぐる巻きにする男たち。
これが実を取るための道具らしい。
まるで即席の洗濯板の様。
達也「結構あるねー」
思ったよりたくさん採れそうなのでついつい明雄さんも
明雄さん「私はあなたのそばがいい〜♪」と一節。

ござに山盛りの実が採れた。
その実は石うすで丁寧に挽く。
城島・清の2人と、達也・明雄さんの2人。
2組で違うそばの味を出すというが、どちらが美味しいのだろうか?

白い粉をふるいにかける。
あの花、あの実がこんな粉雪の様になる。
手早く、まんべんなく水をなじませるのがそばづくりのポイント。
城島、相手の明雄さんの手付きを見て
「明雄さんやった事あるでしょ〜?」
やはり、何をやらせても器用につくっていく。

大きなだまになると水がそこにとどまってしまう。
そんなだまが城島・清のそばにはちらほら…
清「いちかばちかもう一回水を…」
こちらのそばは早くも崖っぷちに立たされているらしい。

だんだん一つの塊にこねていき、中の空気を抜きながら窪みを一つつくる。
円錐にして押しつぶして、空気を抜く。
そして、いよいよ佳境、生地を伸ばす作業へ。

だが、水が多すぎたのか、ひび割れる城島・清のそば。
鏡もちの様に端っこはボロボロ。
隣のそばは上手くいっているのに…
城島「ぐっさん初めて?」
たしかに達也が伸ばす生地はキレイに伸びている。

そんな城島、何故か包丁を取り出した。
城島「この包丁使うのもっと後やったのにな」
どうやらひびが入っているところを切り落とすらしい。
城島「かなり疲れるなぁそばって」

生地をたたみ、麺の様に細く切って行く。
先にできたのは達也。
そこで、外へ駆け出してわさびを取りに行く。
これもキレイな水の流れるDASH村だからとれる産物。

城島、カツオと昆布で一番だしをとる。
油揚げづくりは達也。
そして互いに茹で作業に入る。
釜で踊る麺、だが途中で吹き上がってしまった。
大丈夫か?

茹で上がったそばは、すぐに水でしめる。
城島・清はざるそば、達也・明雄さんは油揚げの温かいそばができた。
しかし、なにやら城島・清にはもう一品ある模様。
それはそばがき。
途中で切り落としたそばの生地を使い、団子状にした素朴な味。

まずはざるそば。
太い歯ごたえに、すんごいコシ。
ズルズルと食べるいつものそばとは違うが、しっかり記憶に残る味。

一方の温かいそばはてんかすに油揚げが入った、食欲そそる味。
どちらもそば自体は個性的に仕上がったが、味の方は達也・明雄さんのほうが
美味しかったようだ。

お隣の国韓国。
さすがに外国だけあって、文化は似てはいるが微妙に違うところがある。
日本はお箸で食事をする国だが、韓国もそれは一緒。
たいてい、金属の箸を使うが、これは日本人は苦労しないだろう。
そして、米。
日本と同じように、韓国でも米を食べる。
辛い料理が中心の韓国、やはり米が欲しくなるらしい。
だけど、ここで注意して欲しいのが、その米を食べる時。
韓国で米を食べる時に箸で食べると行儀が悪いらしいのです。
必ず韓国の食卓には箸とさじが乗り、米を食べる時にはさじですくって食べる
のです。
石焼きビビンバにさじがついてくるのもそれで、
箸で食べる人は少ないでしょう。
だから、もし韓国で食事をする時、米の食べ方には気をつけて下さいね。