DASH村 茅葺き屋根は蘇るか?
夏を迎え、村全体に青や緑が眩しいDASH村。
眩しく光る大地を所狭しと動き回る2つの白は、「つかさ」と「つばさ」。
2人の大冒険は夏になってもまだまだ終らない。


先日、父八木橋を真似て野草を食べることを覚えたが、今度はどんなことを覚えるのだろうか?

そんな2人の成長を、男たちは微笑ましく見つめていた…っと思ったら、
見つめていたのは何故か茅葺き屋根。
そう、実は茅葺き屋根にはこんな物語があったのである。

DASH村の近くに建っていた、築200年の日本家屋。
その木材、茅から土壁まで全てをDASH村へ運び、当時の方法そのままで蘇らせた。
特に茅葺き屋根は、茅職人や地元の方々のご協力を頂いて、完成を迎えることができた…ように見えた。
実は茅が足りず、ぽっかりと穴の開いた部分ができてしまっていたのである。

…そして迎えた、冬。

しんしんと降り積もる雪に対して、板で応急処置を施した。
しかし、このままでは家の中が水浸しになってしまう、と雪が溶けた頃に早速茅を刈る。



そんな中、降り続く雨や雪によって床は水浸し。
バケツや鍋で雨漏りの処置はするものの、茅を葺かなければ他の部分も腐ってくる恐れがある。

梅雨が来る前に何とかしなければ…。
久々に屋根に上がり、まずは板を外して腐っていないかをチェック。

「あぁ、ワラが腐ってる…」
板をはがしてみると、根底部を組む竹を縛っていたワラが腐っていた。
このままでは周りの茅にも被害が広がってしまう。

そこで、腐っているワラを外し、再度組み直すことに。
久々の仕事に燃えるのは、「縛り屋城島」。

茅職人の方から受け継いだ技術を披露したいところだったが、
久々の仕事は縛り屋の腕を鈍らせていた。

城島「あっ!」
達也「切れてんじゃん!」
力が入りすぎたのか、ワラが切れてしまった…。



しかし、そこは元・縛り屋。カンを取り戻したのか、作業は急ピッチで進んだ。
竹を縛り直したら、刈り取った茅を並べる。

ここでも、城島は受け継いだ技術を披露…したいところだったが…。
明雄さん「ちょっと厚いなぁ」

並べる茅が厚すぎたらしく、やり直し。
城島「ちょっと慣れたと思ったんですけど、そんな頃が1番コワイんすね」
気持ちを入れ直した城島、達也、太一と共に急ピッチで作業を進める。


梅雨も間近に迫った5月。今日は長瀬も作業に加わる。
長瀬も茅に対する想いは強かった。

昨年の春、初めてDASH村へ茅を持ち帰ったのが長瀬だったのである。
一つ一つ想いを込めながら茅を葺く。そして…

長瀬「これでバッチリでしょ!」
達也「もう雨は入ってこないね」

穴の開いていた屋根部分に、全て茅を葺くことができた。
実際に梅雨の長雨にも雨漏りがすることはなく、夏を迎えることができた。

そして、最後の仕上げ「茅刈り」。
裁断バサミで茅の細かい部分をカットし、形を整える。

男たちも腕を上げたのか、順調に作業は進む。
特に、城島は達也と見比べてみても、その出来は変わらない程。

葺いたばかりなので、他の部分と多少色が違っているが、
時間をかけて、日の光と雨風を受ければ同じ色になるという。



これで欠損部分にも命が吹き込まれ、見事に完成した茅葺き屋根。
家屋を移築しようと決めてから約1年半。ようやく日本家屋が本当の完成を迎えることができた。

茅の葺いていない部分を、板で応急処置してた頃は本当に雨漏りがひどかったらしく、雨が降った日はかならず村中にあるバケツや鍋などを床の上に並べ、そこら中で
「コン!コン!」と雨音が、さながらオーケストラの様に鳴り響いていたそうです。

しかし、どれだけ注意を払っても、床が水浸しになることが何度もあったそうで、
いつも清が、床が腐らないように丹念に拭きとっていました。

そんなある日のこと。
作業を終えた清が、日本家屋でお茶でも飲もうと中に入ったところ、床に大きな水たまりができていました。

「また、雨漏りか…」
と手ぬぐいで丁寧に拭きとっていたところ、どうやらいつもと様子が違うことに気付きました。

何故か、この水から臭いがするのです。しかもその臭いはどこかで嗅いだことのある臭い…

「アイツか…」
そう、雨漏りの正体は北登のおしっこだったのです。

最近、成長が著しく、清も主人としても安心していたのですが、
北登も「まだまだぁ」のようですね。

 
流れるプール 一日でいくつ回れるか!?

例年にない気温の上昇を見せる今年の夏。
この季節、汗をかくほど恋しくなるのが・・・
そう、プール!
その特色は様々で、中でも水に流れを作る、"流れるプール"は全国各地、
豊富な種類が存在する。
ならば、流れるプールを一つでも多く堪能したい!

全国にある流れるプールを東西に分かれて探す。
ルールは泳ぎきれば一つとしてカウントされ、タイムアップは午後9時。
果たしていくつ回ることが出来るのか?

高知空港から、四国のプールを探索するのは達也と・・・
しっかりと浮き輪を抱えた、アヒル隊長!
涼を求めて夏の出張です。

城島は全身水着に身を包み、勝利の意欲に燃える。
北関東の流れるプールを探すが、そこにお供するのはアイガモ隊。
一番後ろにはくろすけの姿も・・・

自然溢れる高知で、まず達也が見つけたのは中追渓谷。
数十メートルはある高さの釣り橋の下に、子供たちの泳ぐ姿が。
早速泳ぐ、と思ったら、なんとサルを発見。
隊長もここはごあいさつをば・・・
足をバタバタさせる、隊長流のあいさつ。
しかし、音に威嚇されたのか、網めがけて飛び込んできたサルに、達也大爆笑!

そんな中追渓谷の流れるプールは、更衣室が川の向こう岸にあるらしい。
一体どうやってあちらへ渡ろうか?
すると・・・
達也「これ?これで渡るの?」
達也の目の前にあるのは、一人乗り専用・電動ゴンドラ。
これに乗って向こう岸へ渡るらしいが、そのスピードはかなりゆったり。
早くこのプールで泳ぎたい・・・

岸に到着した達也、早速着替えて泳ぎ始める。
隊長も美しい水流に身を任せ、スイミング。
と、隊長の泳ぐ方向は、何と崖になっている!
達也、隊長を助けられるか?
危険を察知した達也が、間一髪救出し、一命を取り留めた。
そんな中追渓谷・河川プールで待望の1つ目ゲット!

北関東ルートの城島は栃木県へ。
浮き輪を抱えた道行く子供に先導され、あるプールにたどり着いた。
何とそこは海がない栃木県にもかかわらず、川の水を引いて作った人口ビーチ。
本格的な砂浜が広がる、鬼怒ふれあいビーチだった。

城島「ちゃんと準備運動しいや〜」
地元の子供に負けじと張り切る城島。
相当冷たいらしいが・・・ちょっと浅いらしい。
城島、鬼怒ふれあいビーチで1個目ゲット!

ここの監視員に教わった、同じ栃木県の水場。
城島は木船の上にいた・・・
それは鬼怒川を上流から下る、鬼怒川ライン下りの船。
急流に揺られながら満喫していると・・・
途中の岩場から水に飛び込む人がいる。
どうも、このあたりでは泳げるらしい。
城島、男の頼みで船頭さんに途中下船をお願いする。
しかし冷たい上に、流れが速い鬼怒川、目標のポイントからどんどん離されて
しまう城島。大丈夫か?

岩場から飛び込む子供たちに誘われ、流れに戻されながらも、なんとか岩場へ。
高所恐怖症の城島、大丈夫か?
腰を下ろしながらの、城島スタイルでダイブ。
下から見下ろす子供たちからも喝采だった。
鬼怒川天然河川プールで、2つ目ゲット。

達也は同じ高知県の葉山村わんぱくプールで2個目をゲット。
そして、次なるプールは、川底にブロックをしいて、
河川を仕切った大方町上川口河川プール。
地元の子供たちと、一緒に泳ぐが・・・
みんなに人気のアヒル隊長、取り合いの大騒ぎ!
手荒く歓迎された隊長、子供に投げられ空を飛ぶ。
達也・アヒル隊長、これで3つ目のゲット。

すると、上流の方では泳いでいない子供たち。
何をしているのか?
実は、ここで手長エビが取れるらしく、みんなそれを探しているらしい。
達也もここは挑戦!
しばしプールのことは忘れて夢中になる・・・
モリで一刺しの一発勝負、岩場にいたエビをねらう!
何と達也、見事にエビを取った!
かなり小ぶりではあるが、自分で取る喜びをかみしめる。
しかも、素揚げにしてその場で食べられるという。
手長エビに舌鼓を打つ達也。

城島が次に発見したのは、ホテルサンバレー那須。
ここに流れるプールがあるらしいが・・・
中に入ってみると、更衣室はプールというより温泉?
タオル一枚を身にまとい、館内の流れるプールを探す。

すると、看板にはこんな文字が。
「混浴露天風呂入口」
流れるプールにはここを通らないといけないらしいが、
男・城島、戸惑いながらも鼻の下を伸ばす・・・
扉の向こうには秘密の花園が。
と、露天風呂の方向から、水着姿の女性たちが。
城島「何で水着着てるん??」
タオル一枚の城島、一瞬固まる。
どうも、混浴だからお風呂でも水着着用であるようだ。



水着に再び着替え、城島復活!
ホテルサンバレー那須・流れるプールで3つめゲット!

城島が行く、内陸の栃木県はこのような温泉も多い。
次に城島が向かったのはこんなところだった・・・
栃木県北部に位置する北温泉。
ここにある泳ぎ湯は、温泉を利用した天然のプール。
今度は水着なしでも大丈夫らしい。
城島「お食事中の皆様(スイマセン)!」
と、タオル一枚で前を隠し、すべりだいを敢行!
露天風呂とプールの楽しみを一度にかみ締め、
北温泉旅館・泳ぎ湯で4つめゲット。

大方町の方に教えてもらい、達也が向かったのは四万十川。
カヌーで下ったところに、面白いポイントがあるらしい。
最後の清流を隊長と共に堪能する達也。
自然の音に耳を傾けると、心が落ち着く。

そうしてたどり着いたのは高瀬の沈下橋というポイント。
高さ5mのこの橋からは、飛込みが可能らしい。
すでに橋の上には、地元の高校生がいて、飛び込む姿も見られる。
達也「ちょっと飛び込んでよ!」
さすがの達也も、この高さに怖気づいたのか、見本を見せてもらう。

地元パワーのダイナミックな飛び込みに歓声!
そして・・・
達也「東京でいつも生活している・・・」
と指差すのは、同行スタッフ。
彼にも見本を見せてもらいたいらしい。



突然のことに戸惑うスタッフだが、達也に飛び込んでもらうためにも
ここは男を見せねば・・・
改めて高さを確認し、苦笑いしか出ない。
だが、意を決してジャンプ!
一通り飛び込みを見た達也、最後の飛び込み。
ようやく高瀬の沈下橋・天然河川プールで3つ目のゲットとなった。

城島の耳に届いてきたのは、軽快なハワイ音楽。
そう、次にやってきたのは福島県にあるスパリゾートハワイアンズ。
音楽に乗せられ、城島もリンボーダンスで対抗!



そんなスパリゾートハワイアンズでは、全長130mの流れるプールが。
流れに身を任せ、ゆったりと流れるプールゲット。
さらに、ワンダーリバーというウォータースライダーもゲット。
小さな女の子に負けじと滑り降りた。

達也が次に来たのはどうも漁港らしい。
だがそこには四角い枠が点在する。
なんと、そこにはマンボウがいて、一緒に泳がせてくれるらしい。
人間よりも大きなマンボウとたわむれる達也。



めったに見られない生き物と楽しく泳いで、
いぶりまんぼうパーク・海水プールゲット。

そろそろあたりも暗くなってきた。
達也、車から見えた、川原にいる人に尋ねると、
上流に河川プールがあるらしい。
時間がないため、地元の人たちにもついて来てもらい、小走り。間に合うか?

城島は、千葉県にある、オークスベストコンディションクラブ柏へ。
スポーツジムらしいが、ここに流れるプールがあるのだろうか?

河川プールの達也、真っ暗で前も見えない状態。
だが手探りで泳ぎきり、タイムアップ寸前に6個目
益野川天然河川プールゲット。

城島にも時間がなかった。
手早く着替えを済ませ、向かったのはトップスイマーというプール。
一人用のとても小さなプールだが・・・
なんと、これは競泳用の練習プールで、
スイッチを入れることで流れを生み出せるらしい。



城島、流れに負けないよう浮き輪に別れを告げ、競泳用ゴーグルをはめる。
相当強い水の流れ。だが、時間ギリギリ間に合うか?
城島「誰やと思ってんねん!リーダーやぞ!!」
気迫溢れる城島、タイムアップ寸前、ギリギリゲット!

東西に分かれてのプール探しの大冒険。
結果は
達也・アヒル隊長 6個
城島・アイガモ隊 7個
僅差で城島・アイガモ隊の勝利となった。

初めて来る土地に行けば、楽しみなのが味覚。
城島は、栃木で取れた山椒をまぶした「さんしょおにぎり」が
かなりお気に入りだったらしい。
真夏の日差しとは対照的に、さわやかに広がる辛味が癖になる味。

一方の達也は、地元の方に勧められ、地酒の「酔鯨」を堪能した。
いくつもプールを泳ぎきり、相当疲労しているはずなのに、
車中では寝ることもなく、酔鯨の味に大盛り上がりだったらしい。