そのころ有明をまわる松岡・笠井さんルートは、熊本県へとやってきていた。
笠井さん「西岡さーん!!」
一路熊本県へとやってきたのは、笠井さんがどうしても松岡に見せたいものがあるというのだ。そこで、それを栽培しているという西岡さんに協力していただき、収穫を手伝うこととなった。
笠井さん「珍しか人参ば、見してくれんね?」

西岡さんについて畑へ入ると、たしかに人参の葉っぱが土から伸びているが、普通のものと変らないように見える。だが、笠井さんがその葉を持ち引き抜いてみると!
松岡「長っ!!」
その長さ約1mの細長い人参が現れたのだ。
松岡「これゴボウでしょ!?」

普通のものとのあまりの違いに、にわかに信じがたい松岡。
試しに自分で収穫してみると、
松岡「・・・・・・人参だ」
この人参、この地方にだけある珍しい品種で、
普段食べられている西洋種ではない、東洋種の熊本長人参。
栄養もより豊富なこの人参だが、現在栽培農家は西岡さんをふくめ3軒だけ。
入手困難の貴重の人参なのである。
松岡「すっごいなあ・・・」