<こぼれ話>

今回のひょうたん作りで、保原が密かに進めていたこと、それがマイひょうたん作りだった。
「ヤス」と自分の名前を刻んだひょうたんを一際手塩にかけて育てた保原。
そんな愛情たっぷりのひょうたんの中身を、わざと腐らせる作業中のこと。
じつはこの作業、“腐らせる”というだけあって、かなりの悪臭が伴う作業なので全員気をつけてはいたものの、保原だけは手に臭みが着いてしまった。
その後しばらく手を顔に近づけることができず、食事もままならなかった保原であった。